★★★☆☆(未試飲)
商品名:ノストラーレ2023
生産者:ロンガリコ
種類:白ワイン
産地:イタリア/シチリア
品種:カタラット100%
アルコール度数:12%
内容量:750ml
イタリア、シチリア州のナチュラルワイン生産者、ロンガリコ。
(下記、インポーター他資料より)
カタラット100%で造られる彼らのベースワイン。
9月中旬に収穫された葡萄をステンレスタンクで発酵を行い、熟成もステンレスタンク内で7ヶ月行います。
SO2はボトリング前にごく少量を加えるのみで、自然農法のカタラットの魅力が詰まったワインに仕上がっています。
名前のノストラーレとは”僕たちのワイン”という意味。
柑橘、ミネラルの硬質な香りのトーン。植物的な香り。カタラットの特徴でもあるラベンダーの香りと少しオリエンタルな雰囲気を感じさせます。
心地よい酸とたっぷりの果実感。余韻にほのかに蜂蜜感。
火山性の雰囲気を感じさせ、余韻はドライで塩気と苦みがほんのりと感じられます。
(生産者について)
ロンガリコはアルド&アレッサンドロのヴィオラ兄弟と幼馴染であるルイージが当主を務めるワイナリーです。
ルイージは今まで見たイタリア人の中でもトップクラスの紳士で柔らかいキャラクター。
設立当初はアレッサンドロ・ヴィオラと共同運営をしており、畑仕事や自然な醸造のノウハウを彼から伝授されました。
現在、ルイージは独り立ちしました。アレッサンドロやアルド・ヴィオラと同地区であるシチリア州トラパーニ県アルカモの中に畑を所有しております。
ワイナリーとしてアルドやアレッサンドロとの大きな違いは彼の所有する畑の立地条件です。
自然保護区域にある二つの畑は標高400mの"ファストゥケッラ"と標高700mの”コントラーダ・フンタナッツァ・リスナット”。
特に祖父が所有していた土地をルイージが一から開拓した”コントラーダ・フンタナッツァ・リスナット”はアルカモで最も標高の高い葡萄畑です。
大型の石灰岩がゴロゴロと埋まっていた畑を開拓するのはとてつもない重労働でしたが、葡萄畑となった現在のその場所に行くとルイージは毎回鳥肌が立つそうです。
それほどの達成感、そして祖父への想いが詰まった場所なのです。
今まで農業が行われていない自然保護区域の為、一度も農薬などの化学物質に害されていない場所です。
しかし保護区域内の限られた範囲でしか葡萄を植えることは許されませんでした。
付近には松林が広がっておりそれがラベルのデザインとなっております。
名前のロンガリコの意味は古代に"ロングロ"と呼ばれていたこの地の先住民が造った町の名前が由来です。
アルカモ最高の標高を誇る彼のワインはシチリアの中で際立った上質な酸味が生み出され、エレガントでどこか涼しさを感じさせます。
そして標高の高さからゆっくりと成熟した葡萄から生まれる長い余韻は素晴らしいです。
アレッサンドロたちと同じくナチュラルワインを愛しており、自身のワインでも自然酵母で発酵させ、SO2は極少量に抑えています。
シチリアというととても暑く、太陽の恵たっぷりな濃厚なワインを想像しますが、彼らのワインはまったく暑苦しくなくエレガントです。
ロンガリコの畑は標高の高さにより海側とは体感温度が全く異なります。
豊かな良い風が吹く特別な環境です。
ロンガリコのワイン全般的に標高の高さによる魅力が詰まっていますが、特に上級ラインの”アッロンブラ・ディ・ピーニ”は700mの標高で生まれた葡萄のエレガンスと味わいの奥行きがしっかりと表現されている最高峰のシチリアワインになれるポテンシャルを感じさせます。
ロンガリコはシチリアを離れてボローニャでレストランを経営していたルイージが当時各地でワイン醸造を経験中だったアレッサンドロと再会してワインを飲んでいるときに、ルイージの家系が所有していた標高の高い土地があったことをルイージに切り出したことがきっかけでした。
そのうちにアレッサンドロが遊び間隔でルイージの自宅の庭に葡萄の樹を植えてみたりするうちにルイージにワイン造りの灯がともったそうです。
共同運営は解消したとはいえアレッサンドロとは今でも大親友。
彼からの刺激をもらいながら共に故郷アルカモのワインの歴史を塗り替えていくでしょう。
※記載はあくまで個人の感想です
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