-
ピノ・グリ・マセラシオン・ロット・ミュルレ2022/ピエール・フリック
¥6,820
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:ピノ・グリ・マセラシオン・ロット・ミュルレ2022 生産者:ピエール・フリック 種類:オレンジワイン 産地:フランス/アルザス 品種:ピノ・グリ100% アルコール度数:13.5% 内容量:750ml フランス、アルザスのナチュラルワイン生産者、ピエール・フリック。 (下記、インポーター他資料より) 区画名は“赤い壁”を意味する。 ストラスブルグの大聖堂のように、アルザス伝統的建築物は赤い砂岩で造られることが多い。 硬い石灰質の敷石の上の、鉄分を含む褐色石灰質土壌。 丘の頂上に位置する畑で、日照時間が最も長い畑の一つ。 7日間全房マセレーション 大樽で7ヵ月間熟成 (生産者情報) 1970年にビオロジック、1981年にビオディナミを開始した、アルザスでの有機農法の先駆者。 当主ジャン・ピエールは、コルマールの南、ファッフェンハイム村にあるブドウ農家の12代目。 長年の真摯なビオディナミ栽培により力強さを備えたブドウ樹には生命力が吹き込まれ、近年はボルドー液の使用も大幅に低減した。 12haの自社畑の一部は、ブルゴーニュと同じジュラ紀ドッガー時代(バトニアン期、バジョシアン期を含む)の魚卵状石灰岩も豊富。 醸造時は、白品種も全て全房でプレスし、100年以上使い続ける30hlのフードル(大樽)で熟成の樽として、多数保有している。 1988年以来、補糖を一度も行っていない。 複数ある亜硫酸無添加キュヴェには立体感ある舌ざわりがともない、触覚的なテクスチュアが現れる。 信条は、「ブドウの樹は、天と地をつなぐ架け橋。ワインの本質とは審美的なものであり、それは芸術の一分野を占めている。ワインは自然への愛と、畏怖の念が刻印されるべきものである」。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎ナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
ヴァイサー・ムラチャック2023/マインクラング
¥3,190
SOLD OUT
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当K試飲) 商品名:ヴァイサー・ムラチャック2023 生産者:マインクラング 種類:オレンジワイン 産地:オーストリア/ブルゲンラント 品種:ヴェルシュリースリング50%、トラミーナー25%、ピノグリ 25% アルコール度数:11.5% 内容量:750ml オーストリア、ブルゲンランドのナチュラルワイン生産者、マインクラング。 (2025年試飲) 淡い琥珀色。 金木犀、さとうきび、蜂蜜の香り。 とろみのある液体に、若干の乳酸系。 安定して飲みやすくてめちゃくちゃ美味い。 飲み頃温度も14度程度か? 初心者にもおすすめ。 価格考えたら★5のマックスでもいいかも! (下記、インポーター他資料より) 祝いの場での快活で楽しいワインを意味するハンガリー語を冠しました。 8月に収穫した3品種を5日間醸しプレス後、ステンレスタンクで発酵・熟成しました。 8月収穫/除梗後、ステンレスタンクで5日間醸し 空気圧式圧搾 ステンレスタンクで発酵・熟成 無濾過・無清澄 SO2瓶詰め前:66mg/L トータル:55mg/L (生産者について) オーストリアワインのみならず、ナチュラルワインのエントリーレベルとしてうってつけのワインのご紹介です。 彼らに出会ったのは、フランス・アンジェでのルネッサンス・デ・アペラシオン。 オーストリアコーナーでSuperStar達のワインから名前も知らない生産者のワインまで順番に試飲していた際、“んんん…⁉”となぜか引っかかったのがこの生産者。 全種類試飲して“美味しいじゃん!”という思いは膨らんでいき、フィロソフィーや価格も聞いて俄然前のめりとなってしまい、その年の夏に訪問してきました。 シュタイヤーマルクから北東へ上がっていくコース取りをとった為、一度ハンガリー国内へ入ってのオーストリア再入国。 オーストリアと旧東側国ハンガリーとのあまりの雰囲気の違いと物々しい国境跡に驚いたのもつかの間、国境から車で5分10分足らずの村にお目当てのヴァイングートはあります。 ヴァイングート・マインクラングは世界遺産ノイジードラーゼ湖の南東岸、ハンガリー国境すぐそばのバムハーゲン村に位置しています。 ヴァイングートを開設する2001年まではミヒリッツ・ファミリーが代々営む複合農家で、小麦などの穀物栽培、リンゴなどの果樹栽培、牛、豚、馬、羊等の牧畜業が中心でした。 歴史は非常に古く数百年も以前から農業を生業としてきております。 現在は、これらワイン以外の農業が、ビオディナミで育てるブドウ畑に多大な恩恵をもたらし密接な関係性を保っております。 ヴェルナー、ハンネス、ルーカスのミヒリッツ3兄弟で複合農園を両親から引継ぎ、ブドウ栽培・ワイン造りはというとヴェルナーと妻のアンジェラが担当しております。 30年前は40haだった農園も現在は2500haにまで広がり、その90%以上はハンガリーに所有しております。 ブドウ栽培の中心はもちろんノイジードラーゼ湖南東岸で、ここは粘土砂質土壌。 ハンガリーにもDO Somloに火山性土壌のブドウ畑を2ha持っております。 ご存じの通り、オーストリアはビオディナミの提唱者ルドルフ・シュタイナーの出身国です。 この国は、ヨーロッパで最もビオディナミ、ビオロジック農業が浸透しているのはもちろん、ブドウ栽培とワイン造りを自身の複合農業と密接に絡ませて生物多様性・循環性を実現させているワイン生産者が非常に多い国です。 ミヒリッツ家も1980年代よりビオロジックに取り組み始めていましたが、この頃ワイン造りは本業ではありませんでした。 ヴェルナー&アンジェラ夫妻がドイツでワイン造りを学んだことがきっかけとなり、ブドウ栽培・ワイン造りの道を歩み始めます。 2001年にヴァイングート・マインクラングを開設しました。 かつてビオディナミ農業の経験がある妻アンジェラの知識と経験を取り入れビオディナミを実践していきます。 ビオディナミ農法の大きな特徴の一つであるプレパラシオンも自家製です。 例えば、自らの農園で育てたアンガス牛の角と牛たちが自農園で食べた牧草が糞となっ たものを500番調剤として使用しています。 このアンガス牛は彼らのワインラベルのモチーフとなっています。 牛がブドウ・ワイン造りにおいて彼らの重要なパートナーであることはもちろん、ミヒリッツ・ファミリーのDNAに刻まれている生物多様性・自然循環型農業を継続するうえで、牛が非常に重要な役割を担っているからです。 デメテール認証をもつ彼らはいうまでもなく農薬、化学肥料、除草剤など科学的物質は畑に一切とりいれません。 畑はいくつかの池、ソラマメ、スウィートクローバーやレッドクローバー、薬草等なんと300種類近くの自然植物に囲まれ覆われており、それらは昆虫の住みかとなり、土中の有機物を活性化させています。 植物の根が地中深くに伸びることで土壌をふくよかに柔らかく保っております。 同時にこれら植物はブドウ樹にとっては競争者でもあり、お互いが土中の水分と養分の吸収を競い合うことで、ブドウのフェノールとアロマの好生成に深く結びついております。 マルメロ、アーモンド、プラムなどの果樹も畑の中に植わっており、62種類を越える野鳥の餌場となっています。 さらに、これら木々の周りはネズミ、ハリネズミ、テン、ヤマネなどの活動の場、住みかでもあります。 飼っている牛、羊、馬を畑に開放し餌場とさせることで除草剤を使う必要はないですし、彼らの糞尿が畑にとって有益な肥料となり、土壌をより生き生きとした生命力で満たしております。 見事というほかない自然生物とエネルギーの多様性と循環型農業が実現された畑はそれは美しく力強く、僕ら人間ですら肌で感じ取れている気になります。 畑の中で、ブドウと野草や果樹などの植物、昆虫や野生小動物の自然で穏やかな住みかを創り出し、共存させていくことが大地のエネルギーに満ちたブドウ栽培につながると彼らは考えています。 リーズナブルな価格でも味わいにエネルギーが満ちているのは彼らの畑仕事はもちろん、フィロソフィーから来ていることは言うまでもありません。 そんなブドウを使ってのワイン醸造はもちろん皆さんよくご存じのザ・ナチュラルワイン醸造法です。 シンプルな造りです。 人為的な介入は極力さけ、瓶詰前の亜硫酸塩をごく少量添加する以外に添加物は一切なし。天然酵母での自然発酵、ろ過も清澄作業も極力しない、とお馴 染みのワードが並びます。 アンガス牛ラベルの通常キュヴェだけでは飽き足らず、彼らは2018ヴィンテージよりさらに冒険・挑戦をつづけます。 グリューナー・ヴェルトリーナー、ザンクトラウレント、ピノノワールの3品種でさらに低収量を実践、900Lの卵型セメントタンクを採用、熟成期間も長くとり、これぞ生粋のヴァンナチュールというキュヴェをも造り出しました。 そのレアなキュヴェをいつか数多く日本に輸入できるようディオニーのオーストリアワインへの挑戦も続きます。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎ナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
ムツヴァネ・カフリ2022/ヴィノ・マルトヴィレ
¥3,850
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当K試飲) 商品名:ムツヴァネ・カフリ2022 生産者:ヴィノ・マルトヴィレ 種類:オレンジワイン 産地:ジョージア 品種:ムツヴァネ・カフリ100% アルコール度数:15.5% 内容量:750ml ジョージアのナチュラルワイン生産者、ヴィノ・マルトヴィレ。 (2025年試飲) 奇麗なオレンジ色。 フルーティーな糖やざらめの甘い香り。 あまいタッチで程よい酸味、ミネラルも感じるので出汁っぽさも感じる。 みんな大好きな飲みやすいナチュラルオレンジワインです! (下記、インポーター資料より) ジョージア・サメグレロ地方、夫婦で各々のワイナリーを営む夫ザザのヴィノ・マルトヴィレ、70%全房・30%除梗したムツヴァネ・カフリをクヴェヴリで醸し後、発酵・熟成し23年5月に瓶詰めしました。 しっかり濃い琥珀色、マロンやオレンジ、カリンジャム、洋梨コンポートのアロマ、たっぷりの果実味に完熟柑橘やハチミツの香りも拡がり、苦みや渋みがじわりと残ります。 9月21日収穫 70%全房・30%除梗 クヴェヴリで醸し、発酵・熟成 無濾過・無清澄/ 2023年5月2日 SO2収穫時:40mg/L トータル:37mg/L (生産者情報について) ジョージア西部の重要ワイン産地イメレティ、そこよりもさらに西に進んだジョージア北西にSamegrelo(サメグレロ)地方があります。 この地方の東隣にImereti(イメレティ)、Racha-Lechkhumi(ラチャレチュフミ)、西は黒海、南はGuria(グリア)地方が面しております。 ブドウ畑のほとんどは、山間部を縫うように流れる5つの川の渓谷の斜面や丘の中腹にあります。 意外かもしれませんが、気候は亜熱帯気候です。 冬は寒く、夏は暑く長いです。 高い湿度と豊富な降水量のため、この地方の低地はブドウ栽培に適しておりません。 一方、標高が200m前後以上の川の上流地域や山間部などの標高が高いエリアは事情が異なり、湿度と降水量はかなり低く大陸性気候の影響と内陸からの風の影響を強くうけます。 さらに畑が南側の斜面にある場合は、豊かな日照も得られブドウ生育に好影響を及ぼします。エリアや標高、斜面の向きによって素晴らしいワインが造られているのがSamegrelo(サメグレロ)地方です。 土壌は泥灰土が豊か白亜質粘土石灰土壌です。山間部の斜面や丘の中腹では、その粘土石灰の上層を炭素を豊富に含んだ泥灰土や砂利、黄土が構成しております。 栽培や醸造面においても、南隣Guria(グリア)地方と同じくSamegrelo(サメグレロ)地方はとても希有な特徴を有しており、20世紀までmaghlari(マグラリ)というブドウのつたを木に這わせる栽培方法を取っており、独自の文化を育んできております。 9世紀にこの地域でフィロキセラが蔓延する以前までは、60以上のローカル品種が存在したそうです。 この地方で最も有名な白ブドウといえばやはりTsolikouri(ツォリコウリ)、赤はジョージアでも珍しい土着品種のOjaleshi(オジャレシ)です。 主にSamegrelo (サメグレロ)地方のそれと東隣Racha-Lechkhumi(ラチャレチュフミ)地方で作られるOrbeluri Ojareshi(オルベルリ・オジャレシ)とに分けられるこの品種は、例えばガメイでもボジョレーとロワール、オーヴェルニュではまったく異なるティストが感じられるように、タイプが異なるといわれております。 収穫は11月後半、時には12月や1月に行われるほど生育はゆっくりで酸みを残しながら穏やかに熟していきます。 Tekhuri(テフリ)川上流沿いは最もこのOjaleshi(オジャレシ)の栽培に適した土地だと考えられております。 さて、ここから生産者のお話です。 イメレティの州都クタイシから北西へ車を走らせること1時間半、距離にして約70km。 首都トビリシからは西北西へ約300km弱でしょうか。 Samegrelo(サメグレロ)地方、Martvili(マルトヴィリ)県、Targameuli(タルガメウリ)村、上述したTekhuri(テフリ)川の上流にVino Martville Marani(ヴィノ・マルトヴィレ・マラニ)はございます。 訪問したのは1月の寒い時期、曇天な空模様。小雨がぱらついておりました。乾燥した東のカヘティ地方よりもやはり潤いを感じます。 ガイドの方の後ろにつき門を開け敷地に入り、緩やかな斜面を登っていきます。 途中には小川が流れております。 その丘の頂上に小さな2階建ての愛らしい質素な一軒屋がひっそり建っていました。 まさかここでワインを造っているなんて想像もできません。 ノックしてでてきたのはガッチリした体格、くりくりの黒目、フレディ・マーキュリーを彷彿とさせる口髭、エキゾチックなイケメンです。 あまり笑わず口数も少ない方でしたが、雰囲気はとても優しく感じました。 1階が醸造所、2階が住居でなんとこのわずかなスペースでワイン造りを営んでおります。 夫婦ともに別々で小さなワイナリ-を設けワイン造りをしております。 2012年、5人の友人で設立されたVino Martville(ヴィノ・マルトヴィレ)は、Martvili(マルトヴィリ)県のTargameuli(タルガメウリ)村にあり、そこは中心人物のZaza(ザザ)が育った村であり幼少期に祖父や祖母と多くの時間を共にした思い出ある場所だそうです。 彼の祖父もかつてワインを造っており、幼少期に祖父を手伝ったのが彼の初めてのワイン造りの経験です。 設立初年度の2012年、Ojaleshi(オジャレシ)わずか400本のワイン生産量から始まった彼ら。 2017年は総生産量がやっと3800本に達し、2018年は8000本、しっかりと地に足を付けゆっくりとしたペースで成長していっております。 彼らのワインは買いブドウから造られたワインが中心です。 Ojaleshi(オジャレシ)はRacha-Lechkhumi(ラチャレチュフミ)地方の長年のパートナーであるブドウ農家からのブドウを使用しております。同地方とImereti(イメレティ)地方のブドウ農家と仕事を共にしてきておりますが、ブドウ畑も実質は彼の考えと経験をもとにブドウ栽培を行っているそうです。 Martvili(マルトヴィリ)県の年間降水量は1580㎜もある一方、山間部や上述したTekhuri(テフリ)川の渓谷ではこの数字はグッと下がり、東(大陸内部)からの風の影響も強く受けブドウ畑とワイン造りには最適な土地と考えられております。 中でもOjalashi(オジャレシ)との栽培相性は抜群と考えられているそうで、このTargameuli(タルガメウリ)村はまさにTekhuri(テフリ)川そばにあります。 そしてついに、この地に彼らが植えた0.5haのOjaleshi(オジャレシ)の畑から2018年初めての収穫が行われ、2019年にはさらに1haの土地に、Tsolikouri(ツォリコウリ)、Krakhuna(クラフナ)、Aladasturi(アラダストゥリ)、Ojaleshi(オジャレシ)を植樹しました。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
オレンジ2023/セイム・リヴァー・トワイス
¥3,080
SOLD OUT
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:オレンジ2023 生産者:セイム・リヴァー・トワイス 種類:オレンジワイン 産地:フランス/ローヌ 品種:グルナッシュブラン20%、ロール20%、ヴィオニエ20%、ユニブラン20%、ミュスカブラン・ア・プティグラン10%、ミュスカルージュ・ア・プティグラン10% アルコール度数:12.5% 内容量:750ml フランス、南ローヌ地方のナチュラルワイン生産者、セイム・リヴァー・トワイス。 (下記、インポーター他資料より) 南仏ヴァントゥー、小石が混ざる粘土石灰土壌で地元の生産者が育てた6品種を除梗後グラスファイバータンクで18日間醸し・発酵後プレスし、6 ヶ月熟成しました。 ゴールドの外観、アプリコットのコンポートのようなフルーティなアロマが拡がります。 ジューシーな口当たりに、少しの苦味がアクセントとなり、全体のバランスを引き締めています。 9月上旬~中旬収穫/除梗 グラスファイバータンクで18日間醸し・発酵後、プレス グラスファイバータンクで6 ヶ月間熟成 軽く濾過・無清澄/瓶詰め:2024年4月5日 SO2発酵中・発酵後:少量添加 トータル: 88mg/L (生産者について) James&Shoko、ヴァントゥーから発信! セイム・リヴァー・トワイスは2019年に南ローヌに作られた小さなネゴシアンです。 20年近くワインのエージェント、そしてインポーターとして、日本にこの土地のワインを紹介してきたジェームス・ダンスタン氏&中川彰子氏の二人が設立しました。 当時から常にアルティザン、オーガニック栽培のワイン生産者ばかりとパートナーシップを結び、南ローヌをはじめ、カタルーニャ、そしてオーストラリアやドイツなどからも同様に当時としては珍しくフレッシュで自然なワインばかりを紹介してきました。 そして今でもその生産者達との関係は続き、エージェントとして各国にワインを紹介し続けています。 セイム・リヴァー・トワイスは、2010年から数年間コラボレーションを続けたヴァントゥーに位置する地元の生産者と共に作っています。 彼のワインはほとんどが大手のネゴシアンに渡り、どこへ、どの名前で売られているのかもわからない状況でした。 基本的にオーガニックで栽培をされ、あまり手を掛けず、技術を使わず、果実味はピュアで、フレッシュなワインでした。 二人は彼のブドウ、ワイン造り、そして情熱と知識に敬服し、彼のワインをなんとか自分たちの手で世に出したいと考えました。 畑も逐一見に行き、ブドウの生育を観察し、収穫、醸造も立ち合い、ブレンドを共に行っています。 2018年がファーストヴィンテージです。 グルナッシュ、シラーの典型的な南ローヌを代表する品種のブレンドです。 彼らのこだわりは、“伝統的な”=“クラシックなスタイルのワイン”である事です。 その大きなファクターの一つに全房発酵であることを挙げます。 この土地のワインは近年、ロバートパーカーのポイント制により全てが破壊されてしまいました。 彼のポイントを得るためにワインのスタイルは、徐梗をし甘くジャミーで高アルコール、ヘヴィーなだけのワインになってしまいました。 反対にまた昨今のナチュラルワインブームにより、南仏でもマセラシオンカルボニック製法で軽くて低アルコールのグルグルタイプのワインも数多く登場しています。 業界柄、それらのワインを飲む機会が数多くありますが、残念ながらそこにテロワールや品種の個性を感じなくなってしまっているものもしばしば散見されます。 そしてどちらも安価ではありません。 ワイン造りと日々の生活を共にする二人のフィロソフィーは、 『オーガニックでナチュラル。クラシックでありながら、品種と土地の個性をしっかり感じ、かつフレッシュで毎日飲める。そんなワインを目指しました。私たちは、ローカルのファーマーズ・マーケットで野菜を買い、街の肉屋でオーガニックの肉を買い、トイレットペーパーや衣類洗剤も全てBIOショップで購入をしています。ローカルの産業を支えながら少しずつでも環境へも配慮しているつもりです。サスティナブルやエシカルが多く叫ばれる今、少しでも地元 を支え、自然環境を配慮していきたいと考えています。』 ヴァントゥー・リージョンは南ローヌを代表するワイン産地でジゴンダス、ヴァケラスにほど近く、野生のハーブが生い茂り、ラベンダーやオリーブの木々に覆われ、標高も高めでミストラルの影響も直に受ける斜面でもあるため、南ローヌエリアの中でも比較的涼しいエリアです。 太陽をたっぷり浴びて乾燥した地中海性気候はブドウの生育に最適です。 赤のSame River Twiceは、この土地で300年以上続くブドウ農家で、彼らが信頼する前述したアルティザン・ワインメーカーとともに造りました。 各ブドウの樹齢は40年から100年。 石の混じる粘土石灰岩土壌です。 花がつくまではトラクターも使用します。 その後は基本オーガニック栽培、オーガニックで認められる銅やボルドー液などもほとんど使用しません。 醸造はシンプルに自然酵母によりステンレスタンクで発酵、その後セメントタンクで熟成しました。 添加物は一切なし、酸化防止剤をほんの少量加えビオディナミ・カレンダーによりボトリングの日を選びました。 数年後の熟成も楽しめる味わいです。 “人は同じ川に2度足を踏み入れることはできない、なぜなら流れは常に変わっているからだ(人生も然り)。” 古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスの格言から、ドメーヌ名をとりました。 ジェームス氏と中川氏の言葉です。 『この格言は人生にも基づいていますが、我々が愛するワインにも通じています。 初めて味わうワインは感じたことのないアロマがあったり、またそれはすぐに違うニュアンスに変化し、1杯目のグラスから2杯目のグラス、そして2日目、3日目に味わうワインはまた全く別のワインになっています。 また数年後に開けた同じワインはさらに全く別物になっています。 もちろんどこで、誰と、どのように飲むか、これもその時感じる味わいを決定づける大きな要素です。 本であれ、アートであれ、音楽、映画、そして場所すらも我々自身が少し変化をしていたり、我々を取り巻く環境が変化をしていれば、対象への感じ方、受け取り方は変化します。 Same RiverTwiceは南フランスの伝統的なスタイルを持ちつつ、それに尊敬と愛情を持った我々が、新しいフレッシュで喜びを感じられる毎日飲めるワインを表現した作品です。』 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
レトランジェ・オレンジ2023/ルイ・モーラー
¥4,620
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:レトランジェ・オレンジ2023 生産者:ルイ・モーラー 種類:オレンジワイン 産地:フランス/アルザス 品種:ゲヴェルツトラミネール100% アルコール度数:13% 内容量:750ml フランス、アルザスのナチュラルワイン生産者、ルイ・モーラー。 (下記、インポーター他資料より) 手摘みで収穫したブドウを全房で果皮とともに12日間マセレーション。 ステンレスタンクで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自然に発酵。 発酵終了後、シュール・リーの状態で翌年の春まで熟成。 無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。 SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。 (生産者について) ルイ・モーラーは1996年生まれ。 アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。 彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。 在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。 高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。 2016年から実家のドメーヌに参画。 当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で4種類のヴァン・ナチュールを醸造しました。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
キュヴェ・モンプレジール2021/バスティアン・ブータロー
¥4,950
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当K試飲) 商品名:キュヴェ・モンプレジール2021 生産者:バスティアン・ブータロー 種類:オレンジワイン 産地:フランス/プロヴァンス 品種:クレレット、クレレットロゼ、ヴィラールブラン、ヴェルメンティーノ、マルサンヌ アルコール度数:11.5% 内容量:750ml フランス、プロヴァンス地方のナチュラルワイン生産者、バスティアン・ブータロー。 (2025年試飲) 少しプチプチしてる。 綺麗な薄いゴールド。 少しアルコール強めの香りだが、 金木犀のような香り。 渋みがあるが、ふくよかで余韻も長く飲みやすい。 美味い。 (下記、インポーター他資料より) 「私の喜び」というキュヴェ名で5 品種を一部は二日間醸し、残りは10日間醸し後、ステンレスタンクで9 ヶ月発酵・熟成し22 年6 月に瓶詰めしました。 淡いオレンジイエロー色、スウィーティや柚子ジャム、洋梨やカリンのアロマを感じます。 スッキリとした酸味の喉越し、シャープで切れ味がありますが旨味があり豊かなミネラル感が印象的です。 9月収穫/ 2日間醸し・10日間醸し 垂直式圧搾 ステンレスタンクで9 ヶ月間発酵・熟成 瓶詰め:2022年6月 SO2トータル:10mg/L未満 (生産者について) プロヴァンスで地球への愛を叫ぶ! プロヴァンスの生産者をご紹介いたします。 海外セレブの別荘もあり高級住宅地として名高いサン・レミ・ド・プロヴァンスの中心から車で10分ほどの郊外、ミストラルから畑を守るための防風林の合間をかいくぐり、自宅に隣接した大きなガレージを改造したような、古いが清潔感ある醸造所を初訪問したのが2020年1月。 大きな体躯、人を引き付ける笑顔が魅力の1980年生まれのバスティアン・ブータロー。 自然を愛する精神は筋金入りです。 ソムリエとしてボマニールやヴィルヌーヴ・レ・ザヴィニヨンのプリウレなどの星付きレストランで仕事をしてきたバスティアン・ブータローは、奥さんのエミリーに出会う2009年までの間、オーストラリアのブレンドン・キーズ(BKワインズ)の元で研修を受けたり、ラ・ヴィーニャで働いたりと様々な形でナチュラル・ワインに触れ多様な経験を積んできました。 2012年に長男のバチストが誕生し、パリから離れる事を決意、昔から馴染みのあったサン・レミ・ド・プロヴァンス近くへ移住しました。 その後、ドミニク・オベットやアンリ・ミランのドメーヌで仕事をしながら、彼の興味は自分のワイン造りに向いていきます。 バスティアンは2014年から、なんと耕作放棄地でなっているブドウを拾い集め自宅のガレージでワイン造りを始めます。 2018年まではミランのところで働きながらも細々とワインを造り続け、2017年にやっと現在の自宅兼醸造所を入手、オフィシャルにワイン造りを始めました。 それまでサン・レミ近辺の村にある畑を借りたり、耕作放棄地となっているブドウ畑を見つけては持ち主と交渉したり、とゆっくり自分の畑を得てきました。 また知り合いからブドウを買ったり、前述したように自然になっているブドウ畑を見つけては収穫したりと自分の畑以外のブドウも使ってワイン造りをしてきました。 素晴らしい古木のグルナッシュを偶然見つけ、バケツと剪定ハサミをもってブドウを摘み、僅か140本のワインを造ったこともあるそうです。 自社畑以外のブドウを使ったワインはエル・クランデスティーノというネゴス名でリリースしています。 仮面のエチケットはかつて耕作放棄地のブドウを無断で使っていた名残でもし警察が来た時に顔を隠すイメージをラベルに残しています。 2018年3月、バスティアンは借りた土地に初めて自分で植樹しました。この区画では、トラクターは最初から入れず、全て馬と人間の手だけで仕事を行っています。 植樹した品種は、コルシカ由来のシャカレロ(スキアカレロ)やニエルチウ(ニエルキオ)の他、サンソ―、クレレット、マルサンヌやグルナッシュです。 またブドウだけでなく、リンゴやイチジク、ザクロ、洋ナシやアプリコット、オリーヴなどの果樹を植え、将来的には美味しいジュースも作りたいと話ししています。 今後はサン・レミ郊外のアルピーユ山ふもとの畑を開拓する計画もあります。 畑、ブドウ、醸造ではよく観察し、反応を見る。 生き物へのリスペクトは絶対。 自然とブドウをリスペクトして、手はなるべく加えない。 農業における悪い習慣も見直すべきだといつも気を付けています。 ファーマーとして生きる事が人間としてあるべき姿だと考えていて、少しでも地球に緑が戻るようにと真剣に願っており、地球の未来に対し相当の危機感を持っています。 マーケティング的ビオなものには強い嫌悪感を持っています。 CO2の排出削減にも率先して取り組み自転車を改造したようなボルドー液散布のマシーンを自作して、畑のみならず地球にもダメージがない農業を考え実践する筋金入りの自然を愛し行動に移せる男です。 子供の頃には10年間タヒチで育った時期もあり、数多くの旅をしてきた彼は視野が広く野性的で、反骨精神も強く非常に面白い、人を引き付ける人間性を持っています。 自然を愛し、曲がったことが大嫌いで環境問題や政治の話題になると話が止まりません。 初めてできた彼女は日本人、そして合気道もずっと習ってきているなど、日本への興味も強い彼です。 この先の彼の将来にはとても大きな可能性を感じています。ゆっくりと大らかに彼と共に育っていくであろう彼のワイン達、カーヴで寝かせている時はレゲエを聞かせているそうです(笑)。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
マグダレナ2022/シリル・アロンソ
¥5,500
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当K試飲) 商品名:マグダレナ2022 生産者:シリル・アロンソ 種類:オレンジワイン 産地:フランス/ボージョレ 品種:シャルドネミュスケ100% アルコール度数:12.5% 内容量:750ml フランス、ボージョレ地方のナチュラルワイン生産者、シリル・アロンソ。 (2025年試飲) 濁った黄金色。 金木犀、アプリコット、オレンジの皮の香り。 軽い渋みから徐々に広がる甘さ。 飲むとすぐに美味いとわかるワイン。 エチケットもおしゃれだしいいワイン! (下記、インポーター他資料より) フリーダ・カーロの絵画から影響を受けたエチケットです。 花崗岩土壌で育つシャルドネミュスケをアンフォラで2 ヶ月醸し後プレス。 グラスファイバータンクで発酵・熟成しました。 濃いオレンジ色、おとなしい香り立ち、アプリコットやオレンジ、ハチミツ、クローヴのアロマを感じます。 じわっと拡がる渋味、口中で更に香りが増し、渋味より酸のバランスが良く飲みやすい仕上がりです。 9月7日収穫/500Lのアンフォラで2ヶ月間醸し 木製水平式圧搾 グラスファイバータンクで発酵・熟成 無濾過・無清澄/瓶詰め:2023年1月 SO2無添加、トータル:5mg/L (生産者について) かつてのスタイルを取り戻しての再出発! シリル・アロンソは数年前までビジネス上のパートナー /フロリアン・ルーズと組み、ボージョレで『PUR』というブランドを基本とした活動に従事してきました。 それは基本的に畑を持たず、周辺の優れたブドウ栽培家からブドウを買い醸造ネゴシアンに徹するスタイルでした。 しかし、彼の心の中で徐々に変化が芽生え出します。 いえ、古い記憶がずっと彼の心の中で引っかかっていたのかもしれません。 2017年1月の訪問時、その年の新しいヴィンテージを試飲しながら畑や醸造、ビジネス、人生、過去、未来の話などをした事があります。 その際、『こないだ日本で都内の酒屋さんからシリルの古いヴィンテージを譲ってもらって飲んだけど、無茶苦茶美味しかったよ!今とは結構styleちがったんだね。』と話したことがあります。 その時、彼はとても悲しそうな表情で遠くを見つめていました。 その時の訪問が最後となり弊社との取引も2017年を最後に縁が途切れておりました。 そして2019年12月。弊社取締役に1本のTELがかかってきます。シリルでした。 『今年1月でネゴシアンはもう、きっぱり辞めたよ。ブルイィ近くのMarchampt村に引っ越してきて自分の畑を持ったんだ。ドメーヌに戻ったよ!年明けの1月はフランスに来るだろ?ぜひ訪ねてほしい、再出発した初VTGを試飲してほしいんだ!』 行かない理由がありません。 レニエ地区から南に下がりブルイィ地区からやや外れるボージョレ・ヴィラージュ地区。 ボージョレの中心地からさらに奥に入ったMarchampt村は自然たっぷりの小さな村。 ここに彼は2019年1月に妻Karineと共に引っ越してきます。 国道D9をはさんで2つに区画が分かれている急斜面、わずか1.5haの畑を購入。 訪問時、満面の笑みで出迎えてくれた彼。 心の刺がとれたように見て取れたのをよく覚えています。 そして何よりワインの出来栄えが彼の今を物語っています。 かつての自由で大らかなスタイルを取り戻していました。 もう言葉はいりません、ワインが答えです。 リヨンで生まれたシリル・アロンソは、まずモンペリエの大学でワイン醸造を学び、ボーヌでエノローグの資格を取得、その後ソムリエとしてワイン販売の経験を積みました。 醸造家としての始まりは、スイス、ジュネーヴ近郊のドメーヌ・ヴィーニュ・ブランシュ。 そこで数多くのブドウ品種の醸造を経験しました。 次いでサヴォア地方ビュジェのドメーヌ・デ・ヴィーニュ・ウーヴリエに移ります。 寒冷地でブドウ栽培はとても厳しい場所でしたが、ここで多くの自然派生産者と親交を結びワイン造りに対する考え方を確立しました。 その後、現在の本拠地ボージョレに戻り、ラピエールに独立を勧められ会社設立まで絶大な支援を得ました。 この地でラピエールとのコラボで造り上げた、サヴォアで人気の「ビュジェセルドン」と同タイプのやや甘口のロゼペティアン「?」マークの「ポワン・アンテロガシオン」によりナチュラル・ワイン界で大きく知られる存在となりました。 醸造の哲学は、自然派ワインの生みの親「ジュール・ショーヴェ」から受け継いだ昔ながらの自然な醸造そのものです。 その土地のテロワールを最大限表現するため、自然農法で育てられた健全なブドウのみを収穫し、除梗せずに発酵槽に入れます。 その時も不要な圧力がブドウにかかるのを避けるためベルトコンベアを使い重力だけで落とすというやりかた。 そして天然酵母だけの力でSO2(酸化防止剤)等の添加物を一切使用せずにゆっくり時間をかけて醸造します。 そしてブドウ本来のエキスを残すためノンフィルター(無濾過)ノンコラージュ(無清澄)で瓶詰めします。 出来上がったワインの状況を見定め、必要があれば最小限・極微量のSO2を瓶詰め時に加える場合もあります。 『環境や条件によって柔軟に仕事の進め方を変えつつ、より良いものを…』 長年の経験と多くの優れた栽培家との深い信頼関係に培われたアロンソが生み出す「とっておきのナチュラル・ワイン」なのです。 とここまでは、かつての彼のスタイルですが、再出発後はこのスタイルをベースに農業において『Permaculture and Agroforestry』という方法論も取り入れています。 Permaculture(パーマカルチャー)とは、パーマネント(永続性)とアグリカルチャー(農業)、そしてカルチャー(文化)を組み合わせた言葉で、永続可能な農業をもとに永続可能な文化、即ち、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくための農業手法です。 Agroforestry(アグロフォレストリー)は、アグリカルチャー(農業)とフォレストリー(林業)を組み合わせた言葉で、1970年代から使用されるようになった言葉です。 農業・林業を同じ場所で行い、お互いの恩恵を最大限に利用しながら豊かな森を育む、包括的でサステナブルな農業という意味の言葉で、この方法の大きな特徴は、従来のように森を切り開いて畑をつくるのではなく、さまざまな植物や木々を一緒に植えて、森を再生しながら収穫ができるという点にあります。 従来のビオの手法に新たなフィロソフィーも取り入れ今一度畑と向き合い始める事ができたシリル。 取得した合計わずか1.5haでの畑は、長年ほぼ耕作放棄地となっていました。 1930年~ 40年代に植樹された樹々が多く、非常に珍しいブドウ品種構成で混植となっています。 コート・ド・ブルイィと同じ鉄を含んだ花崗岩土壌。 その地でビオロジックをベースとして、パーマカルチャー、アグレフォレストリーというスタイルも取り入れた栽培が実践されています。 『自然の中だからWildな酵母が沢山いるよ、おかげか発酵が早く進むんだ!』 と自然の中での妻と二人での仕事が本当に幸せそうです。 2019ヴィンテージは再出発1年目。 ここから5年、10年先とどのように成長していくのか。楽しみでなりません。 2019年は全ての品種において太陽に恵まれた年、まるで彼の再出発を照らしてくれたかのようです。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
マグダレナ2020/シリル・アロンソ
¥5,500
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:マグダレナ2020 生産者:シリル・アロンソ 種類:オレンジワイン 産地:フランス/ボージョレ 品種:シャルドネ60%、シャルドネミュスカテ30%、シャルドネミュスケ10% アルコール度数:12.5% 内容量:750ml フランス、ボージョレ地方のナチュラルワイン生産者、シリル・アロンソ。 (下記、インポーター他資料より) 花崗岩土壌で育つ希少な古いブドウ品種を含む3品種を全房でアンフォラで5 ヶ月醸し後プレス、アンフォラで発酵・熟成しました。 ママレードのような濃いオレンジカラー、マンゴーやアプリコット、ブラッドオレンジやクローヴのアロマ、渋味とコク旨が感じられるアタックにドライで収斂性の高い味わい、口中にエスニックな味わいが拡がります。 9月17日収穫 全房で500Lのアンフォラで5ヶ月間醸し 木製垂直式圧搾/アンフォラで発酵・熟成 無濾過・無清澄/瓶詰め:2021年3月 SO2無添加、トータル:0mg/L (生産者について) かつてのスタイルを取り戻しての再出発! シリル・アロンソは数年前までビジネス上のパートナー /フロリアン・ルーズと組み、ボージョレで『PUR』というブランドを基本とした活動に従事してきました。 それは基本的に畑を持たず、周辺の優れたブドウ栽培家からブドウを買い醸造ネゴシアンに徹するスタイルでした。 しかし、彼の心の中で徐々に変化が芽生え出します。 いえ、古い記憶がずっと彼の心の中で引っかかっていたのかもしれません。 2017年1月の訪問時、その年の新しいヴィンテージを試飲しながら畑や醸造、ビジネス、人生、過去、未来の話などをした事があります。 その際、『こないだ日本で都内の酒屋さんからシリルの古いヴィンテージを譲ってもらって飲んだけど、無茶苦茶美味しかったよ!今とは結構styleちがったんだね。』と話したことがあります。 その時、彼はとても悲しそうな表情で遠くを見つめていました。 その時の訪問が最後となり弊社との取引も2017年を最後に縁が途切れておりました。 そして2019年12月。弊社取締役に1本のTELがかかってきます。シリルでした。 『今年1月でネゴシアンはもう、きっぱり辞めたよ。ブルイィ近くのMarchampt村に引っ越してきて自分の畑を持ったんだ。ドメーヌに戻ったよ!年明けの1月はフランスに来るだろ?ぜひ訪ねてほしい、再出発した初VTGを試飲してほしいんだ!』 行かない理由がありません。 レニエ地区から南に下がりブルイィ地区からやや外れるボージョレ・ヴィラージュ地区。 ボージョレの中心地からさらに奥に入ったMarchampt村は自然たっぷりの小さな村。 ここに彼は2019年1月に妻Karineと共に引っ越してきます。 国道D9をはさんで2つに区画が分かれている急斜面、わずか1.5haの畑を購入。 訪問時、満面の笑みで出迎えてくれた彼。 心の刺がとれたように見て取れたのをよく覚えています。 そして何よりワインの出来栄えが彼の今を物語っています。 かつての自由で大らかなスタイルを取り戻していました。 もう言葉はいりません、ワインが答えです。 リヨンで生まれたシリル・アロンソは、まずモンペリエの大学でワイン醸造を学び、ボーヌでエノローグの資格を取得、その後ソムリエとしてワイン販売の経験を積みました。 醸造家としての始まりは、スイス、ジュネーヴ近郊のドメーヌ・ヴィーニュ・ブランシュ。 そこで数多くのブドウ品種の醸造を経験しました。 次いでサヴォア地方ビュジェのドメーヌ・デ・ヴィーニュ・ウーヴリエに移ります。 寒冷地でブドウ栽培はとても厳しい場所でしたが、ここで多くの自然派生産者と親交を結びワイン造りに対する考え方を確立しました。 その後、現在の本拠地ボージョレに戻り、ラピエールに独立を勧められ会社設立まで絶大な支援を得ました。 この地でラピエールとのコラボで造り上げた、サヴォアで人気の「ビュジェセルドン」と同タイプのやや甘口のロゼペティアン「?」マークの「ポワン・アンテロガシオン」によりナチュラル・ワイン界で大きく知られる存在となりました。 醸造の哲学は、自然派ワインの生みの親「ジュール・ショーヴェ」から受け継いだ昔ながらの自然な醸造そのものです。 その土地のテロワールを最大限表現するため、自然農法で育てられた健全なブドウのみを収穫し、除梗せずに発酵槽に入れます。 その時も不要な圧力がブドウにかかるのを避けるためベルトコンベアを使い重力だけで落とすというやりかた。 そして天然酵母だけの力でSO2(酸化防止剤)等の添加物を一切使用せずにゆっくり時間をかけて醸造します。 そしてブドウ本来のエキスを残すためノンフィルター(無濾過)ノンコラージュ(無清澄)で瓶詰めします。 出来上がったワインの状況を見定め、必要があれば最小限・極微量のSO2を瓶詰め時に加える場合もあります。 『環境や条件によって柔軟に仕事の進め方を変えつつ、より良いものを…』 長年の経験と多くの優れた栽培家との深い信頼関係に培われたアロンソが生み出す「とっておきのナチュラル・ワイン」なのです。 とここまでは、かつての彼のスタイルですが、再出発後はこのスタイルをベースに農業において『Permaculture and Agroforestry』という方法論も取り入れています。 Permaculture(パーマカルチャー)とは、パーマネント(永続性)とアグリカルチャー(農業)、そしてカルチャー(文化)を組み合わせた言葉で、永続可能な農業をもとに永続可能な文化、即ち、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくための農業手法です。 Agroforestry(アグロフォレストリー)は、アグリカルチャー(農業)とフォレストリー(林業)を組み合わせた言葉で、1970年代から使用されるようになった言葉です。 農業・林業を同じ場所で行い、お互いの恩恵を最大限に利用しながら豊かな森を育む、包括的でサステナブルな農業という意味の言葉で、この方法の大きな特徴は、従来のように森を切り開いて畑をつくるのではなく、さまざまな植物や木々を一緒に植えて、森を再生しながら収穫ができるという点にあります。 従来のビオの手法に新たなフィロソフィーも取り入れ今一度畑と向き合い始める事ができたシリル。 取得した合計わずか1.5haでの畑は、長年ほぼ耕作放棄地となっていました。 1930年~ 40年代に植樹された樹々が多く、非常に珍しいブドウ品種構成で混植となっています。 コート・ド・ブルイィと同じ鉄を含んだ花崗岩土壌。 その地でビオロジックをベースとして、パーマカルチャー、アグレフォレストリーというスタイルも取り入れた栽培が実践されています。 『自然の中だからWildな酵母が沢山いるよ、おかげか発酵が早く進むんだ!』 と自然の中での妻と二人での仕事が本当に幸せそうです。 2019ヴィンテージは再出発1年目。 ここから5年、10年先とどのように成長していくのか。楽しみでなりません。 2019年は全ての品種において太陽に恵まれた年、まるで彼の再出発を照らしてくれたかのようです。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
キシ2018/チョティアシュヴィリ
¥4,290
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当K試飲) 商品名:キシ2018 生産者:チョティアシュヴィリ 種類:オレンジワイン 産地:ジョージア 品種:キシ100% アルコール度数:13% 内容量:750ml ジョージアのナチュラルワイン生産者、チョティアシュヴィリ。 (2025年抜栓) 濃いゴールド。 香りからピーチティー。 モモに甘みのある香り。 香りから好み! 飲み口は少しタンニンもあり、香りが広がります。 初心者にもお勧めしたいおすすめワインです。 (下記、インポーター資料より) 9月下旬に収穫したキシを全房で醸し・発酵を同時進行し、その後液体だけを一度抜きクヴェヴリの底に残った澱をデキュヴェし液体のみをクヴェヴリで熟成、落ち着かせ瓶詰めしました。濃い黄金色の外観、マロンやオレンジ、ママレード、キャラメルの香りを感じます。 しっかりとした存在感のタンニンを感じるアタック、口中でボリュームが増し柿やリンゴの種の渋味がアクセントとなっています。 無濾過・無清澄/瓶詰2021年7月5日 SO2収穫時:5mg/L、発酵中:5mg/L、瓶詰め前:5mg/L、トータル:38mg/L (生産者情報) ジョージアは西アジアとの境界近く、東ヨーロッパに位置する日本の5分の1程度の国土を保持し、北側には5000メートルを超えるコーカサスの山脈が連なっています。 北には大国ロシア、南にはトルコ、東にアゼルバイジャン、南東はアルメニアという国々に囲まれ、西岸は黒海が隣接、東にはカスピ海があります。 古来から多数の民族が行きかう交通の要衝であったことに思わず頷いてしまう地理関係です。 180万年前のユーラシア大陸で最古といわれる原人の化石が国内で発掘されるなどその奥深い歴史のなか、紀元前6000年(約8000年前)のブドウの種やクヴェヴリ(甕)にワイン醸造痕が発見され、遥か太古からワイン文化が存在していたことが科学的にも証明されています。 古代ワインの発祥地はここジョージアにあり、この地からメソポタミアを経てエジプトに伝わり世界に拡まったと推測されています。 紀元前600年には黒海とカスピ海を結ぶ貿易路が確立し貿易も盛んに行われていました。 1世紀にはキリスト教が創始され、4世紀にはグルジア正教会として国教化、20世紀には共産主義政権からの弾圧を受けてきましたが、復興を遂げ現在も国民の信仰を集めています。 歴史を振り返ると、ローマ支配やオスマントルコなど数え切れない侵略や戦乱が繰り返されてきました。 近年では、1917年に起きたロシア革命後、ロシア帝国からの独立を宣言し1918年にグルジア民主共和国を設立しましたが、1921年に赤軍によって首都を制圧され崩壊しました。 長きに渉るソビエト連邦時代を経て、1991年の連邦解体により、ようやく独立を遂げることができ、グルジア共和国として歩み出しました。 「グルジア」はロシア語読みで、日本政府は2015年より英語読みの「ジョージア」を使用しています。 日本からはトルコ・イスタンブールもしくはドーハを経て首都のトビリシへ入るのが王道でしょうか。 幾つかのワイン産地があるうち、約60 ~ 70%のワイン生産量を誇るのがカヘティ地方で、現在約500以上の生産者が数えられています。 そのトビリシから北東に約120km、コーカサス山脈の南麓にカヘティ地方Saniore村に5代目となるチョティアシュヴィリ家のワイナリーがあります。 現当主のカハは1980年生まれ、まるで日本人の職人のような静けさを纏った人物です。 カハを筆頭に父母、弟とその家族、カハの妻と娘、家族全員でワイン造りを行っています。 古い一軒家の1階は先々代がワインを造っていたクヴェヴリ(甕)が埋めてあるセラー(マラニと呼ぶ)です。 お祖父さんの時代からワイン造りを始めましたが当時は自家消費用で販売することはありませんでした。 現在でも庭先のブドウで自家醸造する人も少なくないと言い、宴会(スプラ)好きのジョージア人にとってはなくてはならない必需品であります。 2002年にカハはブドウ畑を増やし、同時にセパージュを22品種から現在の32品種まで増やしました。 ここジョージアは「ワインのゆりかご」との呼び名もあり、土着品種の数はなんと525を数えます! 日本のブドウ品種・甲州もジョージア発祥の品種が交配を繰り返した結果生まれたのではと言われています。 特筆すべきは8000年前から受け継がれてきた粘土で造られたクヴェヴリでワインを醸造するという技法です。 純度の高い粘土を1200℃以上で約2週間焼き上げ、内側は蝋でコーティングし、土中に埋めない場合は外側にセメントでコーティングする事もあります。 このクヴェヴリでのワイン造りが2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。 戦乱や苦しい時代を乗り越えながらもこの技法は途絶えることなく現代に受け継がれ、クヴェヴリ職人が存在し、そのクヴェヴリで昔ながらのナチュラルワイン造りを行う生産者達が現地でこっそり盛り上がりを見せています。 カハもその一人で、できるだけ無農薬に近い農法でブドウを育て、酸化防止剤もクヴェヴリやボトルを消毒する目的でのみ使用しブドウ自体には散布しません。 収穫後のブドウをそのままクヴェヴリへ入れ、発酵後に蓋をしスキンコンタクトの状態で熟成します。 その後、違うクヴェヴリに果汁のみ移し熟成、キュヴェによってステンレスタンクや樫樽で更に長期熟成します。 酸化熟成のオレンジワインとは別物で赤同様、白もマセラシオンしたことによりアンバーな色合いに仕上がります。 トビリシの大学でガーデニングやブドウ栽培を勉強したカハは、ジョージアの「ワインクオリティーメイキング」の立ち上げに参与したり、国家試飲委員のテストに合格したほか、現在では様々な学校や大学で学生向けに昔ながらのブドウ栽培や醸造を伝える活動もしています。そんな活動的なカハですが、我が子には「ヴィティキュルター(ブドウ栽培)」と「ワイナリー」という名の下に付随する責任感を伝えていきたいと話します 。 ハーブを多用するジョージアの食卓。 中でもタラゴン(エストラゴン)を多く食べるといい、ハーブに含まれる香気、苦味、渋みなどがジョージアワインに感じられるかと思います。 また、穏やかな酸と心地良いタンニンを伴い和食とも相性抜群、「世界遺産のマリアージュ」を叶えてくれます。 時間と共にワインの味わいが変化するのはナチュラルワインならではです。 「ワイン文化の起源」「ブドウのゆりかご」「古くてそして新しいワインの世界」へ皆様を是非お連れしたいと思います。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
ルカツィテリ2018/チョティアシュヴィリ
¥4,070
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:ルカツィテリ2018 生産者:チョティアシュヴィリ 種類:オレンジワイン 産地:ジョージア 品種:ルカツィテリ100% アルコール度数:13% 内容量:750ml ジョージアのナチュラルワイン生産者、チョティアシュヴィリ。 (下記、インポーター資料より) 9月下旬に収穫したルカツィテリを全房で醸し・発酵を同時進行し、その後液体だけを一度抜きクヴェヴリの底に残った澱をデキュヴェし液体のみをクヴェヴリで熟成、落ち着かせ瓶詰めしました。 琥珀色に近い黄金色。 ユリやオレンジジャム、カリンジャム、甘い熟した果実感の香りをたっぷりと感じます。 拡がりがりしっかり旨味のあるアタックに控えめなタンニンの渋み、バランスの優れた仕上がりです 無濾過・無清澄/瓶詰2019年9月5日 SO2収穫時:5mg/L、発酵中:5mg/L、瓶詰め前:5mg/L、トータル:40mg/L (生産者情報) ジョージアは西アジアとの境界近く、東ヨーロッパに位置する日本の5分の1程度の国土を保持し、北側には5000メートルを超えるコーカサスの山脈が連なっています。 北には大国ロシア、南にはトルコ、東にアゼルバイジャン、南東はアルメニアという国々に囲まれ、西岸は黒海が隣接、東にはカスピ海があります。 古来から多数の民族が行きかう交通の要衝であったことに思わず頷いてしまう地理関係です。 180万年前のユーラシア大陸で最古といわれる原人の化石が国内で発掘されるなどその奥深い歴史のなか、紀元前6000年(約8000年前)のブドウの種やクヴェヴリ(甕)にワイン醸造痕が発見され、遥か太古からワイン文化が存在していたことが科学的にも証明されています。 古代ワインの発祥地はここジョージアにあり、この地からメソポタミアを経てエジプトに伝わり世界に拡まったと推測されています。 紀元前600年には黒海とカスピ海を結ぶ貿易路が確立し貿易も盛んに行われていました。 1世紀にはキリスト教が創始され、4世紀にはグルジア正教会として国教化、20世紀には共産主義政権からの弾圧を受けてきましたが、復興を遂げ現在も国民の信仰を集めています。 歴史を振り返ると、ローマ支配やオスマントルコなど数え切れない侵略や戦乱が繰り返されてきました。 近年では、1917年に起きたロシア革命後、ロシア帝国からの独立を宣言し1918年にグルジア民主共和国を設立しましたが、1921年に赤軍によって首都を制圧され崩壊しました。 長きに渉るソビエト連邦時代を経て、1991年の連邦解体により、ようやく独立を遂げることができ、グルジア共和国として歩み出しました。 「グルジア」はロシア語読みで、日本政府は2015年より英語読みの「ジョージア」を使用しています。 日本からはトルコ・イスタンブールもしくはドーハを経て首都のトビリシへ入るのが王道でしょうか。 幾つかのワイン産地があるうち、約60 ~ 70%のワイン生産量を誇るのがカヘティ地方で、現在約500以上の生産者が数えられています。 そのトビリシから北東に約120km、コーカサス山脈の南麓にカヘティ地方Saniore村に5代目となるチョティアシュヴィリ家のワイナリーがあります。 現当主のカハは1980年生まれ、まるで日本人の職人のような静けさを纏った人物です。 カハを筆頭に父母、弟とその家族、カハの妻と娘、家族全員でワイン造りを行っています。 古い一軒家の1階は先々代がワインを造っていたクヴェヴリ(甕)が埋めてあるセラー(マラニと呼ぶ)です。 お祖父さんの時代からワイン造りを始めましたが当時は自家消費用で販売することはありませんでした。 現在でも庭先のブドウで自家醸造する人も少なくないと言い、宴会(スプラ)好きのジョージア人にとってはなくてはならない必需品であります。 2002年にカハはブドウ畑を増やし、同時にセパージュを22品種から現在の32品種まで増やしました。 ここジョージアは「ワインのゆりかご」との呼び名もあり、土着品種の数はなんと525を数えます! 日本のブドウ品種・甲州もジョージア発祥の品種が交配を繰り返した結果生まれたのではと言われています。 特筆すべきは8000年前から受け継がれてきた粘土で造られたクヴェヴリでワインを醸造するという技法です。 純度の高い粘土を1200℃以上で約2週間焼き上げ、内側は蝋でコーティングし、土中に埋めない場合は外側にセメントでコーティングする事もあります。 このクヴェヴリでのワイン造りが2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。 戦乱や苦しい時代を乗り越えながらもこの技法は途絶えることなく現代に受け継がれ、クヴェヴリ職人が存在し、そのクヴェヴリで昔ながらのナチュラルワイン造りを行う生産者達が現地でこっそり盛り上がりを見せています。 カハもその一人で、できるだけ無農薬に近い農法でブドウを育て、酸化防止剤もクヴェヴリやボトルを消毒する目的でのみ使用しブドウ自体には散布しません。 収穫後のブドウをそのままクヴェヴリへ入れ、発酵後に蓋をしスキンコンタクトの状態で熟成します。 その後、違うクヴェヴリに果汁のみ移し熟成、キュヴェによってステンレスタンクや樫樽で更に長期熟成します。 酸化熟成のオレンジワインとは別物で赤同様、白もマセラシオンしたことによりアンバーな色合いに仕上がります。 トビリシの大学でガーデニングやブドウ栽培を勉強したカハは、ジョージアの「ワインクオリティーメイキング」の立ち上げに参与したり、国家試飲委員のテストに合格したほか、現在では様々な学校や大学で学生向けに昔ながらのブドウ栽培や醸造を伝える活動もしています。そんな活動的なカハですが、我が子には「ヴィティキュルター(ブドウ栽培)」と「ワイナリー」という名の下に付随する責任感を伝えていきたいと話します 。 ハーブを多用するジョージアの食卓。 中でもタラゴン(エストラゴン)を多く食べるといい、ハーブに含まれる香気、苦味、渋みなどがジョージアワインに感じられるかと思います。 また、穏やかな酸と心地良いタンニンを伴い和食とも相性抜群、「世界遺産のマリアージュ」を叶えてくれます。 時間と共にワインの味わいが変化するのはナチュラルワインならではです。 「ワイン文化の起源」「ブドウのゆりかご」「古くてそして新しいワインの世界」へ皆様を是非お連れしたいと思います。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
キューヒンメル・グラウブルグンダー2018/ヴァイングート・マン(WGマン)
¥5,500
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:キューヒンメル・グラウブルグンダー2018 生産者:ヴァイングート・マン(GWマン) 種類:オレンジワイン(辛口) 産地:ドイツ/ラインヘッセン 品種:グラウブルグンダー100% アルコール度数:12% 内容量:750ml ドイツ、ラインヘッセンのナチュラルワイン生産者、WGマン! ヴィンテージ商品のため上代価格は参考となります。 (下記、インポーター資料より) (生産者情報) 土地と緑をこよなく愛するナイスガイ、アンディマンのナチュール! アンディ・マンは1990年生まれ。 ラインヘッセンの南西、西隣のワイン生産地ナーエとの境界にほど近い人口450人ほどの小さな村エッケルスハイムにワイナリーはあります。 実家はなんと300年前から続く複合農家。 ブドウ造りの他に穀物や野菜を作り牧畜業も代々行ってきました。 ワイン造りを中心としたのは彼の父の代からで現在畑は10haあります。 この地で生まれ育ったアンディ・マンは幼いころから父の畑仕事、ワイン造りを手伝ってきましたが、10代の若い頃は実際にはワイン造りには興味をもっておらず高校卒業後は兵役の為、9 ヶ月ドイツ陸軍に入隊し、兵役終了後は大学で経営学を学びます。 (注: ドイツは長年徴兵制度があり満18歳以上の男子には兵役義務がありましたが、2011年7月4日、徴兵制の中止が発表されております。) この学生期間、大企業で働くことが人生でやりたいことではないかもしれないと悟ります。 同時に友人・知人から彼の実家がワイナリーであること、幼少期にその実家でどのように過ごしたかについて非常に興味をもたれました。 高校卒業後、実家から離れたこの期間に実家、父の仕事、代々続いてきた農業に思いを巡らすようになり、そこから実家へ帰りワイン造りを志す決心をするのにそう時間はかかりませんでした。 その後、世界的に高名なガイゼンハイム大学で4年間、みっちりとワイン造りについて学びます。 彼がとてもラッキーだったのは、志が高い友人たちと出会えたこと。 彼らと一つ屋根の下で生活し学び合えた事は彼の人生、ワイン造りの方向性に非常に大きな影響を及ぼします(そのうちの一人が同じラインヘッセンのマルティン・ヴェルナーです)。 卒業間近、彼らが住む部屋のワインセラーの中は世界中のナチュラルワインだらけだったそうで、彼はその事実に自分が本当にやりたい道を見た気がしました。 在学中の2015年にも、彼は時間を見つけては実家に戻り勉学とは別で実際にナチュラルワインを作り始めています。 彼の1stヴィンテージはこの時の2015になります。 そして2017年、ガイゼンハイムを卒業しナチュラルワインだけを作る決心をして実家を引き継ぎます。 一見クールなナイスガイですが、いや実際本当に朗らかで快活、理知的で優しい、話しをしていて一緒にワインを飲んでそんな印象をもちますが、 『ラインヘッセンの畑のエネルギーをボトルに詰め込み、それを世界中の人に味わってほしいんだ。その為の最初のステップは畑をよく観察し理解すること、その畑の個性を見つけ理解することが重要で、畑と友達になることなんだ。』 と土壌や自然への話が始まると、別のHOTな一面が顔を出します。 どのようにブドウと接すればよいか、全ての必要な対応は、すべては畑が教えてくれるといいます。 ワインを造るうえで最も大事なことは土壌の生物多様性を最大限に活性化させ、緑と微生物に溢れた畑を作ることだといいます。 それこそが、ブドウそのものの個性を真に表現する唯一かつ真っ直ぐな道だといいます。 それこそが、添加物を入れず酸化防止剤の使用を抑えた輝くナチュラルワインを造る唯一の道だといいます。 フランスで本物のナチュラルワインを造る生産者からも同様のお話をよく聞いてきましたが、まだ29歳の若者が畑とワイン造りの真理に真摯に向き合っている姿には感動を覚えます。 畑の生物多様性や自然な循環は、自分たちの生活を豊かにするヒントでもあり、人間の人生にも当てはまるはずだと、人間も幸せにしてくれるはずだと信じているアンディ・マン。 それら全ては畑が教えてくれたことであり、自分がこれから作るワインでその精神を表現し皆へささやかなHappyを届けたいと語ります。 それこそが彼の原動力であり畑に立つ理由です。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
カルクス・グラウブルグンダー2018/ヴァイングート・マン(WGマン)
¥5,500
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:カルクス・グラウブルグンダー2018 生産者:ヴァイングート・マン(GWマン) 種類:オレンジワイン(辛口) 産地:ドイツ/ラインヘッセン 品種:グラウブルグンダー アルコール度数:11.5% 内容量:750ml ドイツ、ラインヘッセンのナチュラルワイン生産者、WGマン! ヴィンテージ商品のため上代価格は参考となります。 (下記、インポーター資料より) (生産者情報) 土地と緑をこよなく愛するナイスガイ、アンディマンのナチュール! アンディ・マンは1990年生まれ。 ラインヘッセンの南西、西隣のワイン生産地ナーエとの境界にほど近い人口450人ほどの小さな村エッケルスハイムにワイナリーはあります。 実家はなんと300年前から続く複合農家。 ブドウ造りの他に穀物や野菜を作り牧畜業も代々行ってきました。 ワイン造りを中心としたのは彼の父の代からで現在畑は10haあります。 この地で生まれ育ったアンディ・マンは幼いころから父の畑仕事、ワイン造りを手伝ってきましたが、10代の若い頃は実際にはワイン造りには興味をもっておらず高校卒業後は兵役の為、9 ヶ月ドイツ陸軍に入隊し、兵役終了後は大学で経営学を学びます。 (注: ドイツは長年徴兵制度があり満18歳以上の男子には兵役義務がありましたが、2011年7月4日、徴兵制の中止が発表されております。) この学生期間、大企業で働くことが人生でやりたいことではないかもしれないと悟ります。 同時に友人・知人から彼の実家がワイナリーであること、幼少期にその実家でどのように過ごしたかについて非常に興味をもたれました。 高校卒業後、実家から離れたこの期間に実家、父の仕事、代々続いてきた農業に思いを巡らすようになり、そこから実家へ帰りワイン造りを志す決心をするのにそう時間はかかりませんでした。 その後、世界的に高名なガイゼンハイム大学で4年間、みっちりとワイン造りについて学びます。 彼がとてもラッキーだったのは、志が高い友人たちと出会えたこと。 彼らと一つ屋根の下で生活し学び合えた事は彼の人生、ワイン造りの方向性に非常に大きな影響を及ぼします(そのうちの一人が同じラインヘッセンのマルティン・ヴェルナーです)。 卒業間近、彼らが住む部屋のワインセラーの中は世界中のナチュラルワインだらけだったそうで、彼はその事実に自分が本当にやりたい道を見た気がしました。 在学中の2015年にも、彼は時間を見つけては実家に戻り勉学とは別で実際にナチュラルワインを作り始めています。 彼の1stヴィンテージはこの時の2015になります。 そして2017年、ガイゼンハイムを卒業しナチュラルワインだけを作る決心をして実家を引き継ぎます。 一見クールなナイスガイですが、いや実際本当に朗らかで快活、理知的で優しい、話しをしていて一緒にワインを飲んでそんな印象をもちますが、 『ラインヘッセンの畑のエネルギーをボトルに詰め込み、それを世界中の人に味わってほしいんだ。その為の最初のステップは畑をよく観察し理解すること、その畑の個性を見つけ理解することが重要で、畑と友達になることなんだ。』 と土壌や自然への話が始まると、別のHOTな一面が顔を出します。 どのようにブドウと接すればよいか、全ての必要な対応は、すべては畑が教えてくれるといいます。 ワインを造るうえで最も大事なことは土壌の生物多様性を最大限に活性化させ、緑と微生物に溢れた畑を作ることだといいます。 それこそが、ブドウそのものの個性を真に表現する唯一かつ真っ直ぐな道だといいます。 それこそが、添加物を入れず酸化防止剤の使用を抑えた輝くナチュラルワインを造る唯一の道だといいます。 フランスで本物のナチュラルワインを造る生産者からも同様のお話をよく聞いてきましたが、まだ29歳の若者が畑とワイン造りの真理に真摯に向き合っている姿には感動を覚えます。 畑の生物多様性や自然な循環は、自分たちの生活を豊かにするヒントでもあり、人間の人生にも当てはまるはずだと、人間も幸せにしてくれるはずだと信じているアンディ・マン。 それら全ては畑が教えてくれたことであり、自分がこれから作るワインでその精神を表現し皆へささやかなHappyを届けたいと語ります。 それこそが彼の原動力であり畑に立つ理由です。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
スプマンテ・ピノ・グリージョ2022/ファビュラス
¥3,080
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:スプマンテ・ピノ・グリージョ2022 生産者:ファビュラス 種類:オレンジ・微発泡ワイン(辛口) 産地:イタリア/アブルッツォ 品種:ピノグリージョ 100% アルコール度数:12% 内容量:750ml イタリア、アブルッツォのビオディナミ生産者、ファビュラス。 エコセールやデメテールなどの認証を取っているナチュラルワイン生産者。 安価なデイリーナチュラル微発泡オレンジワインとしておすすめです! 収穫後、ステンレスタンクで4 ~ 6時間醸し、プレス 50hlのステンレスタンクで発酵 糖が残った状態で瓶詰めし、瓶内発酵・熟成 無濾過・無清澄/デゴルジュマンなし SO2瓶詰め時:無添加、トータル:8mg/L ガス圧:4.7気圧 (下記、インポーター資料より) イタリア・アブルッツォ、マジェッラ国立公園内にあるワイナリー、醸し後プレスし温度を保ちながらステンレスタンクで20日間発酵、糖が残った状態でSO2無添加で瓶詰めしたスプマンテです。 憂いを含むアンバーロゼの外観、控えめな泡からイチゴやマンゴーの甘い香り、高めの酸が口あたり心地よく、ミネラルをたっぷり含む極辛口の仕上がりです。 (生産者情報) 国立公園にビオディナミワイナリー ストーリー仕立てのエチケット! イタリア、アブルッツォ、マジェッラ国立公園内のPretoro自治区内(標高602メートル、人口 1,100人)にFABULAS(ファビュラス)の畑があります。 アドリア海まで35キロという立地ではありますが海洋性気候の影響は乏しく、大規模な山の影響を受け、昼夜の寒暖の差がブドウの品質に寄与します。 その地域に及ぼす影響を評価した「Biodiversity Friend」認定を受けるなどブドウの品質を高めるだけでなく、環境の保護、豊かな土地、労働者の健康すべての観点を重要視し生産者という位置付けだけでなく、この歴史ある土地を守る者としての使命を掲げ活動を行うワイナリーでもあります。 放牧する羊からの自然な肥料や、飛び交う鳥やミツバチ、動物の息吹が身近に聞こえる理想的な環境の畑で肥沃な土壌が質の良い静謐なバイブレーションを纏うブドウを育ててくれています。 畑ではビオディナミを取り入れ、デメテール認証を取得しています。 自然界の酵母について「花や果実などどこでも見られるもので、昆虫、風および雨などの自然のベクターを介してブドウの皮に到達し発酵が可能となる」と言い、ファビュラスでは地域の固有の酵母のなかでも特にカモミールと地元の植物「スラ」からの花粉から選択された酵母を好み、プレス機からアンフォラの粘土の小穴までこの酵母が定着していると言います。 ワインとラベルは現在マジェラ国立公園になったこの土地に生きた伝説のMajellaneと呼ばれる7人の女性戦士にまつわる伝説やこの地の歴史、土地に根付く価値観など、すべてこの土地を舞台に巻き起こった様々なストーリーをそれぞれのワインに展開し、ラベルに描写しています。 ワインを飲むだけでなくラベルやストーリーを想像しながら古(いにしえ)のアブルッツォへ、、、時空を超える旅をお楽しみください。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
ムツヴァネ2018/チョティアシュヴィリ
¥3,850
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(2025年、担当:K試飲) 商品名:ムツヴァネ2018 生産者:チョティアシュヴィリ 種類:オレンジワイン 産地:ジョージア 品種:ムツヴァネ100% アルコール度数:13% 内容量:750ml ジョージアのナチュラルワイン生産者、チョティアシュヴィリ。 (2025年抜栓) ゴールド、時間経過で濃くなる液体。 洋梨、熟したリンゴ、華やかな香り。 糖と酸味。 余韻は薄い黄金糖飴。 時間が経つとどんどん甘さが目立つ。 甘党が好きなワイン。甘党★4つ! 日持ちもするので初心者にもおすすめです! (下記、インポーター資料より) 例年通り暑い夏のあと涼しい気候でした。 ムツヴァネを全房で醸し・発酵を同時進行し、その後液体だけを一度抜きクヴェヴリの底に残った澱をデキュヴェし液体のみをクヴェヴリで熟成。 落ち着かせ瓶詰めしました。 やや淡い黄金色、洋梨や白桃、ネクタリン、マンダリンの香り,心地の良いアタックに中程度の酸味とボリューム、口あたりよくほどほどの渋味のあるオレンジワインです。 無濾過・無清澄で瓶詰 SO2収穫時:5mg/L、発酵中:5mg/L、瓶詰め前:5mg/L、トータル:39mg/L (生産者情報) ジョージアは西アジアとの境界近く、東ヨーロッパに位置する日本の5分の1程度の国土を保持し、北側には5000メートルを超えるコーカサスの山脈が連なっています。 北には大国ロシア、南にはトルコ、東にアゼルバイジャン、南東はアルメニアという国々に囲まれ、西岸は黒海が隣接、東にはカスピ海があります。 古来から多数の民族が行きかう交通の要衝であったことに思わず頷いてしまう地理関係です。 180万年前のユーラシア大陸で最古といわれる原人の化石が国内で発掘されるなどその奥深い歴史のなか、紀元前6000年(約8000年前)のブドウの種やクヴェヴリ(甕)にワイン醸造痕が発見され、遥か太古からワイン文化が存在していたことが科学的にも証明されています。 古代ワインの発祥地はここジョージアにあり、この地からメソポタミアを経てエジプトに伝わり世界に拡まったと推測されています。 紀元前600年には黒海とカスピ海を結ぶ貿易路が確立し貿易も盛んに行われていました。 1世紀にはキリスト教が創始され、4世紀にはグルジア正教会として国教化、20世紀には共産主義政権からの弾圧を受けてきましたが、復興を遂げ現在も国民の信仰を集めています。 歴史を振り返ると、ローマ支配やオスマントルコなど数え切れない侵略や戦乱が繰り返されてきました。 近年では、1917年に起きたロシア革命後、ロシア帝国からの独立を宣言し1918年にグルジア民主共和国を設立しましたが、1921年に赤軍によって首都を制圧され崩壊しました。 長きに渉るソビエト連邦時代を経て、1991年の連邦解体により、ようやく独立を遂げることができ、グルジア共和国として歩み出しました。 「グルジア」はロシア語読みで、日本政府は2015年より英語読みの「ジョージア」を使用しています。 日本からはトルコ・イスタンブールもしくはドーハを経て首都のトビリシへ入るのが王道でしょうか。 幾つかのワイン産地があるうち、約60 ~ 70%のワイン生産量を誇るのがカヘティ地方で、現在約500以上の生産者が数えられています。 そのトビリシから北東に約120km、コーカサス山脈の南麓にカヘティ地方Saniore村に5代目となるチョティアシュヴィリ家のワイナリーがあります。 現当主のカハは1980年生まれ、まるで日本人の職人のような静けさを纏った人物です。 カハを筆頭に父母、弟とその家族、カハの妻と娘、家族全員でワイン造りを行っています。 古い一軒家の1階は先々代がワインを造っていたクヴェヴリ(甕)が埋めてあるセラー(マラニと呼ぶ)です。 お祖父さんの時代からワイン造りを始めましたが当時は自家消費用で販売することはありませんでした。 現在でも庭先のブドウで自家醸造する人も少なくないと言い、宴会(スプラ)好きのジョージア人にとってはなくてはならない必需品であります。 2002年にカハはブドウ畑を増やし、同時にセパージュを22品種から現在の32品種まで増やしました。 ここジョージアは「ワインのゆりかご」との呼び名もあり、土着品種の数はなんと525を数えます! 日本のブドウ品種・甲州もジョージア発祥の品種が交配を繰り返した結果生まれたのではと言われています。 特筆すべきは8000年前から受け継がれてきた粘土で造られたクヴェヴリでワインを醸造するという技法です。 純度の高い粘土を1200℃以上で約2週間焼き上げ、内側は蝋でコーティングし、土中に埋めない場合は外側にセメントでコーティングする事もあります。 このクヴェヴリでのワイン造りが2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。 戦乱や苦しい時代を乗り越えながらもこの技法は途絶えることなく現代に受け継がれ、クヴェヴリ職人が存在し、そのクヴェヴリで昔ながらのナチュラルワイン造りを行う生産者達が現地でこっそり盛り上がりを見せています。 カハもその一人で、できるだけ無農薬に近い農法でブドウを育て、酸化防止剤もクヴェヴリやボトルを消毒する目的でのみ使用しブドウ自体には散布しません。 収穫後のブドウをそのままクヴェヴリへ入れ、発酵後に蓋をしスキンコンタクトの状態で熟成します。 その後、違うクヴェヴリに果汁のみ移し熟成、キュヴェによってステンレスタンクや樫樽で更に長期熟成します。 酸化熟成のオレンジワインとは別物で赤同様、白もマセラシオンしたことによりアンバーな色合いに仕上がります。 トビリシの大学でガーデニングやブドウ栽培を勉強したカハは、ジョージアの「ワインクオリティーメイキング」の立ち上げに参与したり、国家試飲委員のテストに合格したほか、現在では様々な学校や大学で学生向けに昔ながらのブドウ栽培や醸造を伝える活動もしています。そんな活動的なカハですが、我が子には「ヴィティキュルター(ブドウ栽培)」と「ワイナリー」という名の下に付随する責任感を伝えていきたいと話します 。 ハーブを多用するジョージアの食卓。 中でもタラゴン(エストラゴン)を多く食べるといい、ハーブに含まれる香気、苦味、渋みなどがジョージアワインに感じられるかと思います。 また、穏やかな酸と心地良いタンニンを伴い和食とも相性抜群、「世界遺産のマリアージュ」を叶えてくれます。 時間と共にワインの味わいが変化するのはナチュラルワインならではです。 「ワイン文化の起源」「ブドウのゆりかご」「古くてそして新しいワインの世界」へ皆様を是非お連れしたいと思います。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
リナレホス2022/ラス・ペドレラス
¥6,050
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当:K試飲) 商品名:リナレホス2022 生産者:ラス・ペドレラス 種類:オレンジワイン(辛口) 産地:スペイン/カスティーリャ・イ・レオン 品種:アルビーリョ・レアル94%、パロミノ6% アルコール度数:13% 内容量:750ml スペイン、カスティーリャ・イ・レオンのナチュラルワイン生産者、ラス・ペドレラス。 8月5日収穫、除梗後、ステンレスタンクで3日間醸し/垂直式圧搾 225Lの木樽で発酵・熟成 無濾過・無清澄瓶詰め:2023年4月13日 SO2収穫時:15mg/L、瓶詰め前:25mg/L、トータル:65mg/L (2025年抜栓) 初日★4、2目以降★5でも間違いなし! 面白いワイン! 濁りのあるゴールド。 第一印象は緑茶の香り。 カテキン。 奥に黄色い柑橘系の香り。 少しとろみのある液体。 さっぱりしている。 アプリコット、ピーチ、洋梨、カテキン。 少し苦味もあるが、時間と共に消える。 1時間も経てばとろみのある、酸味の少ない独特なオレンジワイン。 複雑さの中にパワーもあって美味い! 2日目以降はもっとうまい! 色に変化はないが、香りがエレガント! クラスを動かさずそっと香ると、カラメルやカテキンの複雑な美味さのある香り。 甘さと苦味のバランスが面白くてうまい! ぶどうのポテンシャルがわかるワインです。 (下記、インポーター資料より) 冬と春は極端に雨が多く寒かったが史上最高に暑く乾燥した夏の22年、樹齢85年のアルビーリョ・レアルを主体に除梗し醸し後プレス、225Lの木樽で発酵・熟成しました。 琥珀色に近い黄金色、マロンや金柑シロップ漬け、アプリコットジャム、黄桃の香り、しっかりとボリュームよく拡がるアタック、コクがありボディも強く桃のコンポートのような果実を煮詰めた味わいの深さもある上質な仕上がりです。 (生産者情報) スペインの首都マドリード西方にある標高2000m以上の山々が連なるグレドス山脈。 バルバラ・レケホは、グレドス山脈でも北部に位置するビリャヌエバ村を中心に、自生品種のガルナッチャとアルビージョ(アルビージョ・レアル)に拘った栽培・醸造を行っています。 公私共にパ-トナーのグスマン(地元レストランのオーナーシェフ)の家族に受け継がれてきた樹齢80年以上の畑を守るだけでなく、新しい土地を購入し植樹することにも注力しています。 将来の”ビニャビエハ(古い畑)”を育てこの地のワイン文化を継承していくことも彼らの重要なフィロソフィーの一部です。 バリャドリード(DOリベラデルドゥエロ)のブドウ栽培農家に生まれたバルバラは、マドリードや世界で醸造を学び培った鋭い感性をもちます。 ヒメネスランディとフェルナンドガルシアのプロジェクトであるコマンドGを筆頭に 、テルモ・ロドリゲス、ベルナベレバ、ルベン・ディアス等のスーパープロジェクトと肩を並べる実力派の生産者がまた1人この地に誕生しました。 スペイン屈指の銘醸地リベラデルドゥエロ生まれのバルバラは、その地で醸造学を修め、仏、カリフォルニア、ニュージーランドでの収穫の経験を積んだ後、2017年にグレドス山脈の中心地でもあるセブレロス村にある生産者”ソトマンリケ”に就職し、醸造家としてのキャリアをスタートさせます(このとき、同村の生産者であるルベンディアスとも出会います)。 そこで2020年まで働き、コロナをきっかけに公私のパートナーでレストランを経営・運営するグスマンと共同で、彼の住むビジャヌエバデアビラ村にワイナリー”ラス・ぺドレラス”を創設します。 この村はグレドスの名前を一躍有名にした生産者”コマンドG”が居を置く事でもよく知られています。 ラス・ぺドレラスは、グスマンの家族が所有するアビラ北部のアルトアルベルチェの谷で収穫された自生品種のブドウでワイン造りを行うことに徹底しています。 その理由は花崗岩の土壌と高標高。 標高は800m以上なので、収穫時期の夜間の冷え込みはブドウの成熟にとって最高の条件です。 古い畑が多いため、平均収量は約4hl/ha‼ 加えて、”将来の古い畑”を育てることを目標に、スペイン政府の設ける制限と格闘しながらも、以下の条件に適った場所での植樹にも熱心です。 1: 必ず近くに古い畑があること。高品質のブドウができる一つのインディケーターになる。 2: 花崗岩の土壌で収量は4hl/ha。 3: セレクションマサールで苗を育てる。 4: 水やりは行わず、株仕立てにすること。 5: 畑に化学薬品を散布することなく、春先に牛・山羊の堆肥を与える。 開発や変革ではなく、”過去を未来に受け渡す”を目標に、アルト・アルベルチェの未来を自らの手で少しずつ積み上げているバルバラとグスマン。 2020年のワイナリースタート時は、地元役場からの助成金だけでなく自分たちの貯金も全て投資する超先行投資を行い、グスマンの家族からの畑を引きつぎます。 もちろんその時の資金だけでは、全ての畑、醸造所や設備を整える事は不可能だったので今もコツコツと借金を返していっています。 同時に、バルバラは他ワイナリーでの醸造コンサルタントを今も継続し、グスマンは自らのレストランの経営・運営も行っています(ここがまた素敵でセンスあるレストラン! )。 2年前の夏にスペインで試飲する機会をもらい、一口飲んで弊社からお取引をお願いした際は、Bruno Ducheneのワインが大好きなバルバラはもろ手を挙げて喜んでくれました。 そして実はピエモンテの赤ワインが大好きで彼女にとっては理想形の一つだそうです。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
ソンズ・カルトゥシャマリ2017/シクス
¥9,350
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当K試飲) 商品名:ソンズ・カルトゥシャマリ2017 生産者:シクス 種類:オレンジワイン 産地:スペイン/カタルーニャ 品種:カルトゥシャマリ(ピンクのチャレッロ)100% アルコール度数:10.5% 内容量:750ml スペイン、カタルーニャのビオロジック生産者、シクス。 (2025年試飲) 濁りのある濃いオレンジ。 プラスチックの溶けた香り。 少し癖のある香り。 渋み強めのオレンジワイン。 熟成感かアンフォラか? 複雑な旨みと新しいアタックが面白い。 でも癖ある! 上級キュベワイン。 しっかりと濃いオレンジ黄金色、ピューレ状に煮詰めたオレンジやコンフィチュールオレンジ、白胡椒の香り、コク旨でドライなアタックに熟成感としっかりとした酸味が複雑味に変化していくアフターの長い上質な仕上がりです。 (下記、インポーター資料より) 全房で畑に埋めたアンフォラで醸し・発酵 フリーランジュースを1月に醸造所へ移し発酵・熟成 無濾過・無清澄 SO2瓶詰め時:少量、トータル:9mg/L (生産者情報) 潮風・石灰・土着品種(チャレッロ、スモイetc)の絶妙ハーモニー♪ “瑞々しい酸を保ちながら、地中海の自然をそのままボトルに詰めること”。 SICUS(シクス)の造り手、エドゥアール・ピエ・パロメールの哲学です。 ここ5年ほど、次々と新しいナチュラル・ワイン生産者を輩出し、スペインのナチュラル・ワイン業界を牽引するカタルーニャ地方。 あのパルティーダ・クレウスも最近のスター生産者の一人ですが、彼と同じ村Bonastre(ボナストレ)村で、若かりし頃から、流行が生まれるずっと以前の2009年から畑と向き合い、自らが信じる道を歩んでいます。 畑に化学薬品が散布されることは一切なく、耕作機を入れることも滅多にありません。 地中も含めた自然の生態系バランスを保ち、人間の介入を最小限に抑えることで、畑が生み出す果実のポテンシャルを引き出そうとしています。 ボナストレ村の自然をワインに表現しようとする、飽くなき探究心、こだわり、理想の栽培と醸造方法をストイックに追求する姿勢には目を見張るものがあります。 未完成の完成、理想を目指して急速に成長している生産者です。 シクスとは、ギリシャ語の“SICCUS(シックス)/灼熱の大地” という言葉を起源にした言葉で、醸造家のエドゥアールは、地中海の渇いた大地を表現しています。 それながらフレッシュで自然体、瑞々しさ溢れるワインを目指しています。 エドゥアールは100年前より続く、25haの広大な土地を所有する農家の3代目。 祖父の代ではワインは自家消費のみで、その他のブドウは大きなワイナリーに販売していました。 父はトマトのハウス栽培。 ブドウ栽培を主な家業にした事がない家系です。 小さい頃からあまり勉強に興味のなかったエドゥアールは、中学生の頃から醸造に興味を持ち、高校には進学せずワイン造りと栽培を教えてくれる専門学校に進みます。 その後も醸造学と様々な視点からワインを捕らえようと、ソムリエのコースを履修。 2009年に、大量生産や造り手の介入が主体となったオリジンの見えないワインとは対極に位置する、シクスのプロジェクトを立ち上げます。 全10ha。 海に一番近く、標高の低いチャレッロが栽培された区画“ラ・カセタ”、標高200mほどで、砂礫の多いロームと粘土質の混ざった土壌の“オバガ・デル・ゴジョ”など6区画に分かれています。 全ての区画は山に囲まれており、豊かな生態系に恵まれています。2020年にはさらに6haを購入してそのうち2haに植樹しました。 ちょうど訪問時は大規模な開墾の真っ最中でした。自社畑のほか、借りている畑もありますが、栽培はエドゥアール自身が行っています。 全て自然農法で栽培され、地中の生態系バランスも大切にするため、また地中有機成分は少なく、湿度も低い(乾燥)ため、トラクターで土を耕したり掘り起こすことはありません。 近年の極度の乾燥により、畑のグリーンカバーを切らざるを得ませんでしたが、それまでは一切手を加えていません。草刈りも冬に動物を入れて食べさせます。 ワインはオーガニック認定を受けている他、栽培方法はビオディナミに近いです。 硫酸銅のほか、ハーブの発酵エキスのみを畑に散布。 これまで地中海産のワインは凝縮感が強く、重く、アルコール度が非常に高い平坦なワインとの先入観がもたれてきました。 しかし昨今、そんな固定概念を打ち破るスペインワインが次々に誕生しております。 そしてこのエドゥアールのワインも冷涼さと緻密さがスペインのテロワール上で実にナチュラ ルに表現されています。 ワイナリーが居を構えるマシス(山塊)・ボナストレは、地中海沿岸から5kmほど内陸に位置し、標高が170-400mと昼夜の気温差が大きいのが特徴で、土壌は砂礫が含まれた粘土石灰質。 石灰も多く混ざる地中海独特の土壌。 長い日照時間と少雨という過酷な条件にありますが、標高と湿度を運んでくれる海風、石灰質の土壌という好条件が重なり、ミクロクライメートが創り出されます。 酸と果実味、ほのかな潮風の香るバランスが取れたブドウが収穫されるのです。 ワイナリーシクスでは、“シクス”と“ソンス”という2ブランドのワインを造っています。 いずれも、潮の香り、しっかりとした酸があることが重要と考えられており、全てのワインが単一品種、単一畑のブドウから作られます。 “シクス”のシリーズは収穫後セラーで醸造を行うのが基本です。 このシリーズで特に面白いのは今回も2種類輸入していますスパークリングワイン。 チャレッロをシャンパン製法で作ったものですが、醸造所でかなり長期熟成させてのリリースです。 これだけ拘っているのにDOカヴァには申請すらしないところも彼の人となりを表しています。またかつてよりマセラシオンした所謂オレンジワインstyleも積極的に仕込んでいます。 “ソンス” (Sounds カタルーニャ語で“音”の意味)シリーズはさらにユニークです。 畑の中に埋められた10個の200L容量のアンフォラに、収穫後すぐにブドウを入れ、その年の12月までマセラシオンします。 アルコール発酵、マロラクティック発酵を外部からの接触を絶ちながら畑の中で行う事で酸化を防ぎ、畑の持つ景色そして区画の特徴をそのままワインに写そうという考えのもと仕込まれています。 マセラシオン後もプレスはせずフリーランジュースのみをポンプで吸い上げ、醸造所で熟成させます。(小さなトラックの荷台にタンクを積み、そこにジュースを吸い上げ、タンクを醸造所へ移動させます。) このように独自な路線を開拓しているエドゥアールですが、とても優しい一面とビジネスマンとしてやり手の一面も備えています。 最近では虐待されていたロバ2頭と保健所に引き取られていたドーベルマン2匹を引き取り、畑そばで飼っています。 ロバは背中もへこんでいて足も動かずとてもかわいそうな状態だったところを助け出したそうです。 もうすでに30歳だそうで畑仕事をさせたりするのではなく、余生を畑でゆっくり過ごさせているそうです。 昨年からはスペインもかなり酷いコロナ禍をくぐり抜けてきています。 生産者達も収入的には大ピンチの方々も多かったようです。 そこで彼は毎週末シェフを招いて畑や自宅でパーティーを催し、時にはDJも呼んでラウンジ的な雰囲気でワインを楽しむ環境を造りだしたりと、田舎の小さな村でワイン・料理・音楽を楽しみ五感を刺激する環境を創造しピンチを凌いだそうです。 弊社のナチュラル・ワインのポートフォリオの中では久々にちょっと奇抜なスタイルと言えるSicus。 個人的にはジュリアン・メイエ(アルザス)やグラップリ(ロワール)、ゲオルギウム(オーストリア)がお好きな方々にはぜひ一度お試し頂きたいなと考えております。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
ソンズ・カルトゥシャ2017/シクス
¥9,350
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:ソンズ・カルトゥシャ2017 生産者:シクス 種類:オレンジワイン 産地:スペイン/カタルーニャ 品種:カルトゥシャ(チャレッロ)100% アルコール度数:10.5% 内容量:750ml スペイン、カタルーニャのビオロジック生産者、シクス。 上級キュベシリーズです。 オレンジを帯びた黄金色、トロっとした粘性、アプリコットジャムやオレンジ、カカオ、ホワイトチョコ、オレンジピールの香り、エキスたっぷりの味わいでミネラルが拡がるエキスにオレンジピールの渋味、余韻も長く上質な仕上がりです。 (下記、インポーター資料より) 早朝に収穫 全房で畑に埋めたアンフォラで3 ヶ月間醸し・発酵 フリーランジュースを1月に醸造所へ移し発酵・熟成 無濾過・無清澄 瓶詰め:2018年5月 SO2瓶詰め時:少量、トータル:12mg/L (生産者情報) 潮風・石灰・土着品種(チャレッロ、スモイetc)の絶妙ハーモニー♪ “瑞々しい酸を保ちながら、地中海の自然をそのままボトルに詰めること”。 SICUS(シクス)の造り手、エドゥアール・ピエ・パロメールの哲学です。 ここ5年ほど、次々と新しいナチュラル・ワイン生産者を輩出し、スペインのナチュラル・ワイン業界を牽引するカタルーニャ地方。 あのパルティーダ・クレウスも最近のスター生産者の一人ですが、彼と同じ村Bonastre(ボナストレ)村で、若かりし頃から、流行が生まれるずっと以前の2009年から畑と向き合い、自らが信じる道を歩んでいます。 畑に化学薬品が散布されることは一切なく、耕作機を入れることも滅多にありません。 地中も含めた自然の生態系バランスを保ち、人間の介入を最小限に抑えることで、畑が生み出す果実のポテンシャルを引き出そうとしています。 ボナストレ村の自然をワインに表現しようとする、飽くなき探究心、こだわり、理想の栽培と醸造方法をストイックに追求する姿勢には目を見張るものがあります。 未完成の完成、理想を目指して急速に成長している生産者です。 シクスとは、ギリシャ語の“SICCUS(シックス)/灼熱の大地” という言葉を起源にした言葉で、醸造家のエドゥアールは、地中海の渇いた大地を表現しています。 それながらフレッシュで自然体、瑞々しさ溢れるワインを目指しています。 エドゥアールは100年前より続く、25haの広大な土地を所有する農家の3代目。 祖父の代ではワインは自家消費のみで、その他のブドウは大きなワイナリーに販売していました。 父はトマトのハウス栽培。 ブドウ栽培を主な家業にした事がない家系です。 小さい頃からあまり勉強に興味のなかったエドゥアールは、中学生の頃から醸造に興味を持ち、高校には進学せずワイン造りと栽培を教えてくれる専門学校に進みます。 その後も醸造学と様々な視点からワインを捕らえようと、ソムリエのコースを履修。 2009年に、大量生産や造り手の介入が主体となったオリジンの見えないワインとは対極に位置する、シクスのプロジェクトを立ち上げます。 全10ha。 海に一番近く、標高の低いチャレッロが栽培された区画“ラ・カセタ”、標高200mほどで、砂礫の多いロームと粘土質の混ざった土壌の“オバガ・デル・ゴジョ”など6区画に分かれています。 全ての区画は山に囲まれており、豊かな生態系に恵まれています。2020年にはさらに6haを購入してそのうち2haに植樹しました。 ちょうど訪問時は大規模な開墾の真っ最中でした。自社畑のほか、借りている畑もありますが、栽培はエドゥアール自身が行っています。 全て自然農法で栽培され、地中の生態系バランスも大切にするため、また地中有機成分は少なく、湿度も低い(乾燥)ため、トラクターで土を耕したり掘り起こすことはありません。 近年の極度の乾燥により、畑のグリーンカバーを切らざるを得ませんでしたが、それまでは一切手を加えていません。草刈りも冬に動物を入れて食べさせます。 ワインはオーガニック認定を受けている他、栽培方法はビオディナミに近いです。 硫酸銅のほか、ハーブの発酵エキスのみを畑に散布。 これまで地中海産のワインは凝縮感が強く、重く、アルコール度が非常に高い平坦なワインとの先入観がもたれてきました。 しかし昨今、そんな固定概念を打ち破るスペインワインが次々に誕生しております。 そしてこのエドゥアールのワインも冷涼さと緻密さがスペインのテロワール上で実にナチュラ ルに表現されています。 ワイナリーが居を構えるマシス(山塊)・ボナストレは、地中海沿岸から5kmほど内陸に位置し、標高が170-400mと昼夜の気温差が大きいのが特徴で、土壌は砂礫が含まれた粘土石灰質。 石灰も多く混ざる地中海独特の土壌。 長い日照時間と少雨という過酷な条件にありますが、標高と湿度を運んでくれる海風、石灰質の土壌という好条件が重なり、ミクロクライメートが創り出されます。 酸と果実味、ほのかな潮風の香るバランスが取れたブドウが収穫されるのです。 ワイナリーシクスでは、“シクス”と“ソンス”という2ブランドのワインを造っています。 いずれも、潮の香り、しっかりとした酸があることが重要と考えられており、全てのワインが単一品種、単一畑のブドウから作られます。 “シクス”のシリーズは収穫後セラーで醸造を行うのが基本です。 このシリーズで特に面白いのは今回も2種類輸入していますスパークリングワイン。 チャレッロをシャンパン製法で作ったものですが、醸造所でかなり長期熟成させてのリリースです。 これだけ拘っているのにDOカヴァには申請すらしないところも彼の人となりを表しています。またかつてよりマセラシオンした所謂オレンジワインstyleも積極的に仕込んでいます。 “ソンス” (Sounds カタルーニャ語で“音”の意味)シリーズはさらにユニークです。 畑の中に埋められた10個の200L容量のアンフォラに、収穫後すぐにブドウを入れ、その年の12月までマセラシオンします。 アルコール発酵、マロラクティック発酵を外部からの接触を絶ちながら畑の中で行う事で酸化を防ぎ、畑の持つ景色そして区画の特徴をそのままワインに写そうという考えのもと仕込まれています。 マセラシオン後もプレスはせずフリーランジュースのみをポンプで吸い上げ、醸造所で熟成させます。(小さなトラックの荷台にタンクを積み、そこにジュースを吸い上げ、タンクを醸造所へ移動させます。) このように独自な路線を開拓しているエドゥアールですが、とても優しい一面とビジネスマンとしてやり手の一面も備えています。 最近では虐待されていたロバ2頭と保健所に引き取られていたドーベルマン2匹を引き取り、畑そばで飼っています。 ロバは背中もへこんでいて足も動かずとてもかわいそうな状態だったところを助け出したそうです。 もうすでに30歳だそうで畑仕事をさせたりするのではなく、余生を畑でゆっくり過ごさせているそうです。 昨年からはスペインもかなり酷いコロナ禍をくぐり抜けてきています。 生産者達も収入的には大ピンチの方々も多かったようです。 そこで彼は毎週末シェフを招いて畑や自宅でパーティーを催し、時にはDJも呼んでラウンジ的な雰囲気でワインを楽しむ環境を造りだしたりと、田舎の小さな村でワイン・料理・音楽を楽しみ五感を刺激する環境を創造しピンチを凌いだそうです。 弊社のナチュラル・ワインのポートフォリオの中では久々にちょっと奇抜なスタイルと言えるSicus。 個人的にはジュリアン・メイエ(アルザス)やグラップリ(ロワール)、ゲオルギウム(オーストリア)がお好きな方々にはぜひ一度お試し頂きたいなと考えております。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
フォエミネ・ピノグリージョ2023/ファビュラス
¥2,860
SOLD OUT
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(2025年、担当K試飲) 商品名:フォエミネ・ピノグリージョ2023 生産者:ファビュラス 種類:オレンジワイン(辛口) 産地:イタリア/アブルッツォ 品種:ピノグリージョ85%、その他15% アルコール度数:13.5% 内容量:750ml イタリア、アブルッツォのビオディナミ生産者、ファビュラス。 エコセールやデメテールなどの認証を取っているナチュラルワイン生産者。 価格帯も3,000円未満とお手頃でおすすめです。 (2025年試飲) オレンジワイン。 香りもそこそこ立ちいい感じ。 少し甘口で酸味少ない感じ。 料理にも合わせやすいし使いやすいワイン。 デイリーワインにお勧めです。 除梗後、フードルで発酵 アンフォラと木樽で3 ~ 5 ヶ月 SO2瓶詰め時:少量、トータル:107mg/L (下記、インポーター資料より) イタリア・アブルッツォ、マジェッラ国立公園内にあるビオディナミ農法を行うワイナリー。 19世紀後半に母から娘や義娘に受け継がれた月形イヤリング「sciacquajje」をラベルに施しました。 ピノグリージョを主体にフードルで発酵後、アンフォラと木樽で熟成しました。 ルビー色の外観に、ハーブやチェリーの香り、さくらんぼを連想する愛らしい果実に控えめな酸が印象的です。 (生産者情報) 国立公園にビオディナミワイナリー ストーリー仕立てのエチケット! イタリア、アブルッツォ、マジェッラ国立公園内のPretoro自治区内(標高602メートル、人口 1,100人)にFABULAS(ファビュラス)の畑があります。 アドリア海まで35キロという立地ではありますが海洋性気候の影響は乏しく、大規模な山の影響を受け、昼夜の寒暖の差がブドウの品質に寄与します。 その地域に及ぼす影響を評価した「Biodiversity Friend」認定を受けるなどブドウの品質を高めるだけでなく、環境の保護、豊かな土地、労働者の健康すべての観点を重要視し生産者という位置付けだけでなく、この歴史ある土地を守る者としての使命を掲げ活動を行うワイナリーでもあります。 放牧する羊からの自然な肥料や、飛び交う鳥やミツバチ、動物の息吹が身近に聞こえる理想的な環境の畑で肥沃な土壌が質の良い静謐なバイブレーションを纏うブドウを育ててくれています。 畑ではビオディナミを取り入れ、デメテール認証を取得しています。 自然界の酵母について「花や果実などどこでも見られるもので、昆虫、風および雨などの自然のベクターを介してブドウの皮に到達し発酵が可能となる」と言い、ファビュラスでは地域の固有の酵母のなかでも特にカモミールと地元の植物「スラ」からの花粉から選択された酵母を好み、プレス機からアンフォラの粘土の小穴までこの酵母が定着していると言います。 ワインとラベルは現在マジェラ国立公園になったこの土地に生きた伝説のMajellaneと呼ばれる7人の女性戦士にまつわる伝説やこの地の歴史、土地に根付く価値観など、すべてこの土地を舞台に巻き起こった様々なストーリーをそれぞれのワインに展開し、ラベルに描写しています。 ワインを飲むだけでなくラベルやストーリーを想像しながら古(いにしえ)のアブルッツォへ、、、時空を超える旅をお楽しみください。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
カルトゥシャ・ブリサット2020/シクス
¥5,390
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:カルトゥシャ・ブリサット2020 生産者:シクス 種類:オレンジワイン 産地:スペイン/カタルーニャ 品種:カルトゥシャ(チャレッロ)100% アルコール度数:10% 内容量:750ml スペイン、カタルーニャのビオロジック生産者、シクス。 石灰土壌で育つカルトゥシャ(チャレッロ)を除梗後ステンレスタンクで醸し・発酵、 アンフォラとステンレスタンクで熟成しました。 (下記、インポーター資料より) 除梗後、ステンレスタンクで3 ヶ月間醸し、フリーランジュースをステンレスタンクで発酵 アンフォラで1 ヶ月間熟成後、ステンレスタンクで5 ヶ月間熟成 無濾過・無清澄 SO2瓶詰め時:少量、トータル:8mg/L (生産者情報) 潮風・石灰・土着品種(チャレッロ、スモイetc)の絶妙ハーモニー♪ “瑞々しい酸を保ちながら、地中海の自然をそのままボトルに詰めること”。 SICUS(シクス)の造り手、エドゥアール・ピエ・パロメールの哲学です。 ここ5年ほど、次々と新しいナチュラル・ワイン生産者を輩出し、スペインのナチュラル・ワイン業界を牽引するカタルーニャ地方。 あのパルティーダ・クレウスも最近のスター生産者の一人ですが、彼と同じ村Bonastre(ボナストレ)村で、若かりし頃から、流行が生まれるずっと以前の2009年から畑と向き合い、自らが信じる道を歩んでいます。 畑に化学薬品が散布されることは一切なく、耕作機を入れることも滅多にありません。 地中も含めた自然の生態系バランスを保ち、人間の介入を最小限に抑えることで、畑が生み出す果実のポテンシャルを引き出そうとしています。 ボナストレ村の自然をワインに表現しようとする、飽くなき探究心、こだわり、理想の栽培と醸造方法をストイックに追求する姿勢には目を見張るものがあります。 未完成の完成、理想を目指して急速に成長している生産者です。 シクスとは、ギリシャ語の“SICCUS(シックス)/灼熱の大地” という言葉を起源にした言葉で、醸造家のエドゥアールは、地中海の渇いた大地を表現しています。 それながらフレッシュで自然体、瑞々しさ溢れるワインを目指しています。 エドゥアールは100年前より続く、25haの広大な土地を所有する農家の3代目。 祖父の代ではワインは自家消費のみで、その他のブドウは大きなワイナリーに販売していました。 父はトマトのハウス栽培。 ブドウ栽培を主な家業にした事がない家系です。 小さい頃からあまり勉強に興味のなかったエドゥアールは、中学生の頃から醸造に興味を持ち、高校には進学せずワイン造りと栽培を教えてくれる専門学校に進みます。 その後も醸造学と様々な視点からワインを捕らえようと、ソムリエのコースを履修。 2009年に、大量生産や造り手の介入が主体となったオリジンの見えないワインとは対極に位置する、シクスのプロジェクトを立ち上げます。 全10ha。 海に一番近く、標高の低いチャレッロが栽培された区画“ラ・カセタ”、標高200mほどで、砂礫の多いロームと粘土質の混ざった土壌の“オバガ・デル・ゴジョ”など6区画に分かれています。 全ての区画は山に囲まれており、豊かな生態系に恵まれています。2020年にはさらに6haを購入してそのうち2haに植樹しました。 ちょうど訪問時は大規模な開墾の真っ最中でした。自社畑のほか、借りている畑もありますが、栽培はエドゥアール自身が行っています。 全て自然農法で栽培され、地中の生態系バランスも大切にするため、また地中有機成分は少なく、湿度も低い(乾燥)ため、トラクターで土を耕したり掘り起こすことはありません。 近年の極度の乾燥により、畑のグリーンカバーを切らざるを得ませんでしたが、それまでは一切手を加えていません。草刈りも冬に動物を入れて食べさせます。 ワインはオーガニック認定を受けている他、栽培方法はビオディナミに近いです。 硫酸銅のほか、ハーブの発酵エキスのみを畑に散布。 これまで地中海産のワインは凝縮感が強く、重く、アルコール度が非常に高い平坦なワインとの先入観がもたれてきました。 しかし昨今、そんな固定概念を打ち破るスペインワインが次々に誕生しております。 そしてこのエドゥアールのワインも冷涼さと緻密さがスペインのテロワール上で実にナチュラ ルに表現されています。 ワイナリーが居を構えるマシス(山塊)・ボナストレは、地中海沿岸から5kmほど内陸に位置し、標高が170-400mと昼夜の気温差が大きいのが特徴で、土壌は砂礫が含まれた粘土石灰質。 石灰も多く混ざる地中海独特の土壌。 長い日照時間と少雨という過酷な条件にありますが、標高と湿度を運んでくれる海風、石灰質の土壌という好条件が重なり、ミクロクライメートが創り出されます。 酸と果実味、ほのかな潮風の香るバランスが取れたブドウが収穫されるのです。 ワイナリーシクスでは、“シクス”と“ソンス”という2ブランドのワインを造っています。 いずれも、潮の香り、しっかりとした酸があることが重要と考えられており、全てのワインが単一品種、単一畑のブドウから作られます。 “シクス”のシリーズは収穫後セラーで醸造を行うのが基本です。 このシリーズで特に面白いのは今回も2種類輸入していますスパークリングワイン。 チャレッロをシャンパン製法で作ったものですが、醸造所でかなり長期熟成させてのリリースです。 これだけ拘っているのにDOカヴァには申請すらしないところも彼の人となりを表しています。またかつてよりマセラシオンした所謂オレンジワインstyleも積極的に仕込んでいます。 “ソンス” (Sounds カタルーニャ語で“音”の意味)シリーズはさらにユニークです。 畑の中に埋められた10個の200L容量のアンフォラに、収穫後すぐにブドウを入れ、その年の12月までマセラシオンします。 アルコール発酵、マロラクティック発酵を外部からの接触を絶ちながら畑の中で行う事で酸化を防ぎ、畑の持つ景色そして区画の特徴をそのままワインに写そうという考えのもと仕込まれています。 マセラシオン後もプレスはせずフリーランジュースのみをポンプで吸い上げ、醸造所で熟成させます。(小さなトラックの荷台にタンクを積み、そこにジュースを吸い上げ、タンクを醸造所へ移動させます。) このように独自な路線を開拓しているエドゥアールですが、とても優しい一面とビジネスマンとしてやり手の一面も備えています。 最近では虐待されていたロバ2頭と保健所に引き取られていたドーベルマン2匹を引き取り、畑そばで飼っています。 ロバは背中もへこんでいて足も動かずとてもかわいそうな状態だったところを助け出したそうです。 もうすでに30歳だそうで畑仕事をさせたりするのではなく、余生を畑でゆっくり過ごさせているそうです。 昨年からはスペインもかなり酷いコロナ禍をくぐり抜けてきています。 生産者達も収入的には大ピンチの方々も多かったようです。 そこで彼は毎週末シェフを招いて畑や自宅でパーティーを催し、時にはDJも呼んでラウンジ的な雰囲気でワインを楽しむ環境を造りだしたりと、田舎の小さな村でワイン・料理・音楽を楽しみ五感を刺激する環境を創造しピンチを凌いだそうです。 弊社のナチュラル・ワインのポートフォリオの中では久々にちょっと奇抜なスタイルと言えるSicus。 個人的にはジュリアン・メイエ(アルザス)やグラップリ(ロワール)、ゲオルギウム(オーストリア)がお好きな方々にはぜひ一度お試し頂きたいなと考えております。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
カルトゥシャ・ブリサット2019/シクス
¥5,280
SOLD OUT
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当:K試飲) 商品名:カルトゥシャ・ブリサット2019 生産者:シクス 種類:オレンジワイン 産地:スペイン/カタルーニャ 品種: カルトゥシャ(チャレッロ)100% アルコール度数:10.5% 内容量:750ml スペイン、カタルーニャのビオロジック生産者、シクス。 (2025年テイスティング) 時間を置いてから飲むワイン。 最低30分、1時間あれば変化します。 ふくろうのエチケットが可愛い! お祝いなどにいいワイン。 濃いイエローの液体。 抜栓直後は野性味を感じる香り。 香りの中には、うまみがあり、ライチ、バナナなどが腐りかけている皮の少し甘い香り。 時間が経つとカラメル。 蜜感もある。 さらっと流れる液体にちょっと強めの酸。 口に含むと若干とろみを感じる。 重いかな?と思ったらさらさら酸。 変化が面白いワイン。 時間をかけてゆっくりと楽しめるワインです。 抜栓して直ぐは★3、時間が経てば★4 (下記、インポーター資料より) 9月5日収穫 除梗後、ステンレスタンクで8 ヶ月間醸し、フリーランジュースをステンレスタンクで発酵 アンフォラとステンレスタンクでマロラクティック発酵・熟成 無濾過・無清澄 瓶詰め:2020年5月 SO2瓶詰め時:少量、トータル:16mg/L (生産者情報) 潮風・石灰・土着品種(チャレッロ、スモイetc)の絶妙ハーモニー♪ “瑞々しい酸を保ちながら、地中海の自然をそのままボトルに詰めること”。 SICUS(シクス)の造り手、エドゥアール・ピエ・パロメールの哲学です。 ここ5年ほど、次々と新しいナチュラル・ワイン生産者を輩出し、スペインのナチュラル・ワイン業界を牽引するカタルーニャ地方。 あのパルティーダ・クレウスも最近のスター生産者の一人ですが、彼と同じ村Bonastre(ボナストレ)村で、若かりし頃から、流行が生まれるずっと以前の2009年から畑と向き合い、自らが信じる道を歩んでいます。 畑に化学薬品が散布されることは一切なく、耕作機を入れることも滅多にありません。 地中も含めた自然の生態系バランスを保ち、人間の介入を最小限に抑えることで、畑が生み出す果実のポテンシャルを引き出そうとしています。 ボナストレ村の自然をワインに表現しようとする、飽くなき探究心、こだわり、理想の栽培と醸造方法をストイックに追求する姿勢には目を見張るものがあります。 未完成の完成、理想を目指して急速に成長している生産者です。 シクスとは、ギリシャ語の“SICCUS(シックス)/灼熱の大地” という言葉を起源にした言葉で、醸造家のエドゥアールは、地中海の渇いた大地を表現しています。 それながらフレッシュで自然体、瑞々しさ溢れるワインを目指しています。 エドゥアールは100年前より続く、25haの広大な土地を所有する農家の3代目。 祖父の代ではワインは自家消費のみで、その他のブドウは大きなワイナリーに販売していました。 父はトマトのハウス栽培。 ブドウ栽培を主な家業にした事がない家系です。 小さい頃からあまり勉強に興味のなかったエドゥアールは、中学生の頃から醸造に興味を持ち、高校には進学せずワイン造りと栽培を教えてくれる専門学校に進みます。 その後も醸造学と様々な視点からワインを捕らえようと、ソムリエのコースを履修。 2009年に、大量生産や造り手の介入が主体となったオリジンの見えないワインとは対極に位置する、シクスのプロジェクトを立ち上げます。 全10ha。 海に一番近く、標高の低いチャレッロが栽培された区画“ラ・カセタ”、標高200mほどで、砂礫の多いロームと粘土質の混ざった土壌の“オバガ・デル・ゴジョ”など6区画に分かれています。 全ての区画は山に囲まれており、豊かな生態系に恵まれています。2020年にはさらに6haを購入してそのうち2haに植樹しました。 ちょうど訪問時は大規模な開墾の真っ最中でした。自社畑のほか、借りている畑もありますが、栽培はエドゥアール自身が行っています。 全て自然農法で栽培され、地中の生態系バランスも大切にするため、また地中有機成分は少なく、湿度も低い(乾燥)ため、トラクターで土を耕したり掘り起こすことはありません。 近年の極度の乾燥により、畑のグリーンカバーを切らざるを得ませんでしたが、それまでは一切手を加えていません。草刈りも冬に動物を入れて食べさせます。 ワインはオーガニック認定を受けている他、栽培方法はビオディナミに近いです。 硫酸銅のほか、ハーブの発酵エキスのみを畑に散布。 これまで地中海産のワインは凝縮感が強く、重く、アルコール度が非常に高い平坦なワインとの先入観がもたれてきました。 しかし昨今、そんな固定概念を打ち破るスペインワインが次々に誕生しております。 そしてこのエドゥアールのワインも冷涼さと緻密さがスペインのテロワール上で実にナチュラ ルに表現されています。 ワイナリーが居を構えるマシス(山塊)・ボナストレは、地中海沿岸から5kmほど内陸に位置し、標高が170-400mと昼夜の気温差が大きいのが特徴で、土壌は砂礫が含まれた粘土石灰質。 石灰も多く混ざる地中海独特の土壌。 長い日照時間と少雨という過酷な条件にありますが、標高と湿度を運んでくれる海風、石灰質の土壌という好条件が重なり、ミクロクライメートが創り出されます。 酸と果実味、ほのかな潮風の香るバランスが取れたブドウが収穫されるのです。 ワイナリーシクスでは、“シクス”と“ソンス”という2ブランドのワインを造っています。 いずれも、潮の香り、しっかりとした酸があることが重要と考えられており、全てのワインが単一品種、単一畑のブドウから作られます。 “シクス”のシリーズは収穫後セラーで醸造を行うのが基本です。 このシリーズで特に面白いのは今回も2種類輸入していますスパークリングワイン。 チャレッロをシャンパン製法で作ったものですが、醸造所でかなり長期熟成させてのリリースです。 これだけ拘っているのにDOカヴァには申請すらしないところも彼の人となりを表しています。またかつてよりマセラシオンした所謂オレンジワインstyleも積極的に仕込んでいます。 “ソンス” (Sounds カタルーニャ語で“音”の意味)シリーズはさらにユニークです。 畑の中に埋められた10個の200L容量のアンフォラに、収穫後すぐにブドウを入れ、その年の12月までマセラシオンします。 アルコール発酵、マロラクティック発酵を外部からの接触を絶ちながら畑の中で行う事で酸化を防ぎ、畑の持つ景色そして区画の特徴をそのままワインに写そうという考えのもと仕込まれています。 マセラシオン後もプレスはせずフリーランジュースのみをポンプで吸い上げ、醸造所で熟成させます。(小さなトラックの荷台にタンクを積み、そこにジュースを吸い上げ、タンクを醸造所へ移動させます。) このように独自な路線を開拓しているエドゥアールですが、とても優しい一面とビジネスマンとしてやり手の一面も備えています。 最近では虐待されていたロバ2頭と保健所に引き取られていたドーベルマン2匹を引き取り、畑そばで飼っています。 ロバは背中もへこんでいて足も動かずとてもかわいそうな状態だったところを助け出したそうです。 もうすでに30歳だそうで畑仕事をさせたりするのではなく、余生を畑でゆっくり過ごさせているそうです。 昨年からはスペインもかなり酷いコロナ禍をくぐり抜けてきています。 生産者達も収入的には大ピンチの方々も多かったようです。 そこで彼は毎週末シェフを招いて畑や自宅でパーティーを催し、時にはDJも呼んでラウンジ的な雰囲気でワインを楽しむ環境を造りだしたりと、田舎の小さな村でワイン・料理・音楽を楽しみ五感を刺激する環境を創造しピンチを凌いだそうです。 弊社のナチュラル・ワインのポートフォリオの中では久々にちょっと奇抜なスタイルと言えるSicus。 個人的にはジュリアン・メイエ(アルザス)やグラップリ(ロワール)、ゲオルギウム(オーストリア)がお好きな方々にはぜひ一度お試し頂きたいなと考えております。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
モリヨン・ホホエッグ2020/シュナーベル
¥8,250
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当:K試飲) 商品名:モリヨン・ホホエッグ2020 生産者:シュナーベル 種類:オレンジ 産地:オーストリア/シュタイヤーマルク 品種:モリヨン(シャルドネ)100% アルコール度数:11.0% 内容量:750ml オーストリア、シュタイヤーマルクのビオディナミ生産者、シュナーベル。 (2025年、担当K試飲) 綺麗な琥珀色。 醸してるとはいえ、シャルドネと思えない。 少し癖のある香り。 昆布茶?梅昆布茶? 薄い香りだが美味い香りではない。 飲み口紅茶。 渋みもあるが旨みもあっていい感じ。 これ、熟成させると化けるのでは? ★3.8くらい。 (下記、インポーター資料より) モリヨン(シャルドネ)を除梗し、皮や種とともに蓋の無いステンレスタンクと木製解放桶で醸し・発酵後プレス、228Lの古樽で熟成しSO2無添加で瓶詰めしました。 無濾過・無清澄。 (生産者情報) 真のファーマたれ!シュタイヤーマルクの生粋ナチュール! オーストリア南部のシュタイヤーマルク、見事なまでに鮮度が高くエレガントなスタイルで、その他のオーストリアのワイン産地とはその個性は明らかに一線を画しています。 日中の気温は南部のイリュリア気候の影響を受け、暖かい日中と冷涼な夜間の気温差がワインの品質とキャラクターを決める決定的な要因となっています。 一方、シュタイヤーマルクの葡萄畑の3分の2は、〝マウンテンワインゾーン〟と呼ばれる場所にあり、急な斜面によって冷涼化効果がもたらされます。 シュタイヤーマルクのワインにとって新たな時代は、2018年ヴィンテージと共に始まります。 ヴルカンラント・シュタイヤーマルクDAC、ズュートシュタイヤーマルクDAC、ヴェストシュタイヤーマルクDAC、3つ全てのワイン産地がDACに昇格します。 ヴェストシュタイヤーマルクのシルヒャーを含め、個々の地域に特有のワインは今後、ゲベイツヴァイン(地域名称ワイン)、オルツヴァイン(村名称ワイン)、リーデンヴァイン(単一畑名称ワイン)の3階層に分類されます。 新たな原産地呼称システムは、シュタイヤーマルクのワインにとって有効なものとなると予想されています。 伝統的な葡萄品種の多様性は保護され、オルツヴァインとリーデンヴァインのレベルでは地元を牽引する葡萄品種に特に重点が置かれています。 発売日は、3月1日あるいは、5月1日に決定しており、ワインはじっくりとその地域の典型的な特徴を発達させ、その土地と葡萄畑の可能性を存分に発揮することができるようになるでしょう。 昨年2018年夏、2度目のオーストリア訪問3日前に、とある知り合いからその存在を聞きました。 すぐにコンタクトをとったところ『今は日本には輸出してないのでぜひ一度ワインと畑を見にいらしてください』と。 いきなりメールでコンタクトを取ってきたアジア人、そして本当に訪ねてきた見ず知らずの縁もゆかりもないアジア人。 それにも拘らず、到着後笑顔で快く迎えくれました。 そしてすぐに丁寧で熱く濃厚な試飲がスタートです。 おかげで次のアポイントに大幅遅刻してしまいました。 溢れるワインのエネルギー、それ以上にカールのエネルギーに惹かれてしまい、いや押されてしまいという方が正確かもしれません。 熱い握手を交わしてきました。 オーストリア南部、ズュートシュタイヤーマルクのサウザル山に畑とワイナリーはあります。 カール、エヴァの夫婦二人で畑仕事も醸造も行っており、3人の息子たちがおります。 カールはウィーンの天然資源、生命科学専攻の大学で農業経営を学び、エヴァは経済大学で経営学を学びました。 1997年と1998年、ブルゴーニュでワイン造りの実際的な知識と経験をつみ、帰国後自分達の畑とワイナリーをこのサウザル山にもちます。 黒ブドウを中心に急な丘陵斜面に現在5haの畑があります。 最初から彼らはビオディナミの原則に従い畑と向き合い、2003年にはすでにデメテールの認証も取っております。 サウザルの土壌は、珪質原成岩と石灰の粒子がスレート状(板状となった石)となっており、この珪質土壌がワインに豊かなミネラル感をもたらしてくれ、さらに保熱効果ももち、ブドウに豊かな果実味をももたらしてくれます。 畑に撒くプレパラシオン調剤は、自社の畑や牧草地でとれたいらくさや馬の尻尾、セイヨウカノコソウ、畜牛の角、etcを使い自ら調合する拘りようです。 ご存知のようにそれらは畑に活力を与えたり、光合成を促したり、病原菌から守るために散布されたり堆肥として使用されます。 醸造は100%シンプルそのものです。 完全に健康で熟したブドウを醸造するだけ、畑に住む自然酵母の力だけ、と彼は言います。 それはつまり、補糖・補酸・酵母・酸化防止剤など人為添加は一切せず、清澄やろ過処理など故意的に何かを除去することもありません。 ピジャージュも手で行い、ポンプも使いません。 全てのワインは発酵も熟成も227Lのブルゴーニュ樽で行われます。 『シュナーベルは”ワイン造りと牧畜(牛)をとおして地球と繋がってきたんだ。 私たちはこの豊かな地球、自然の一ゲストにすぎず子孫からこの豊かな大地をかりているにすぎないんだ。次の世代により良くより豊かなままこの大地を受け継いでいかなければならないと考えているよ。 全ての農家、いや実際には全ての土地の持ち主、皆それぞれが持っている土地は、この地球の一部であり全員がその土地に責任があるんだよ。 その土地を壊さず、豊かな植物を守り育てる。大切に守る、正しく元のまま残す。そういう義務があると考えているんだ。 私達の日々の行いや営みは、DNAに組み込まれているこの言葉に起因しているんだ。』 〝真のファーマーたれ〟 『その時のトレンドに向き合い従うのではなく、豊かな大地、文化的にも価値が高い自然の産物のワイン、そしてそれらを愛する飲み手の皆様、私達の人生はそういったもののためにあるんだ。』 ※記載は個人の感想を含みます ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
リボッラ2015/ヨスコ・グラヴネル
¥17,050
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★☆☆(未試飲) 商品名:リボッラ2015 生産者:ヨスコ・グラヴネル 種類:白(オレンジ)ワイン 産地:イタリア/フリウリ 品種: リボッラ・ジャッラ アルコール度数:14.5% 内容量:750ml イタリア、フリウリのナチュラルワイン生産者、グラヴネル。 (下記、インポーター他資料より) ヨスコが土地を最も表現する品種と考えるリボッラ ジャッラ。 2012年を最後にリボッラ ジャッラ以外の白ブドウの樹は引き抜かれ、2013年以降のグラヴネルの白ワインはリボッラのみとなった。 アンフォラ(素焼きの甕)で約半年間皮ごとの醗酵と熟成を行い、圧搾後再びアンフォラへと戻し半年間熟成、その後大樽で約6年間熟成させようやくボトリングされる。 白ブドウ醸しのワインのため、白ワインともオレンジワインとも表現されます。 (生産者情報) スロヴェニアとの国境付近、アドリア海とジュリアンアルプスの中間に位置するコッリオの丘陵地帯、ゴリツィア市郊外のオスラーヴィアにあるワイナリー。 オスラーヴィアは、グラヴネルの他にもラディコン、カステッラーダやダーリオ・プリンチッチといったイタリアのナチュラルワイン界を代表する錚々たる造り手たちが密集するゾーンで、皮ごとの醗酵を施した白ワインを世界中に広めた震源地と言っても過言ではありません。 その核となっていたのが、イタリア白ワイン界の巨人であり、偉大な父でもある、ヨスコ グラヴネルです。 1901年に現当主ヨスコの曾祖父が、2.5haの土地と家を購入することで農場としての活動を開始しました。 1980年代に入り農場を引き継いだヨスコは、「多かろう、良かろう」がモットーだった80年代~90年代初め頃までは、最新技術と呼ばれるものはひと通り試し、当時の流行に則った現代的なスタイルのワインを造り、当初から高評価を受けていました。 しかし、世間での評価と自身が追い求めるものとの間に乖離があることに気づいたヨスコは、90年代中ごろから、地域の伝統やワイン造りの原点に戻るような方向に舵を切り、ステンレスタンクやバリックなどの醸造設備を処分、"5000年以上にわたって続いてきたワイン醸造の伝統/歴史が、たった十数年で書き換えられることなどあってはならない"との思いから、畑でもセラーでもより自然なアプローチを選択するようになります。 現在約15ヘクタールあるブドウ畑では、自然環境に敬意を払った農業を心掛け、農薬や化学肥料は一切使用せず、不耕起による草生栽培を行っています。 2012年の収穫直後にソーヴィニョン、ピノ グリージョ、シャルドネ、リースリングを引き抜き、2013年以降は土着品種であるリボッラ ジャッラのみを栽培。 自然環境のバランスを取り戻すため、畑には池も作り、微生物や虫、鳥たちの生息地にもなっています。 地下にあるセラーでは、地中に埋めたジョージア製のアンフォラ(素焼きの甕)で約半年間皮ごとの醗酵と熟成を行い、圧搾後再びアンフォラへと戻し半年間熟成、その後、樫の大樽で約6年間熟成させて瓶詰めを行い、最短でも収穫年から7年後という年月を経てリリースさせます。 セラーの醸造設備で電力を使用するものはプレス機、ポンプ、ボトリング機のみで、必要最小限のエネルギーで醸造からボトリングまでを行い、現在は長女のマテイアがヨスコを手伝うかたちで、ワイナリーの運営を行っています。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。
-
ミル・リュー・シュール・ポー2023/ラ・グランジュ・デ・ロンクル・シャルル
¥5,500
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当:K) 商品名:ミル・リュー・シュール・ポー2023 生産者:ラ・グランジュ・デ・ロンクル・シャルル 種類:オレンジワイン 産地:フランス/アルザス 品種:アルザス系13品種 アルコール度数:13.0% 内容量:750ml フランス、アルザスの人気生産者、ラ・グランジュ・デ・ロンクル・シャルルの オレンジワイン、ミル・リュー・シュール・ポー。 見つけたら即買いの1本。 (2025年抜栓) オレンジ、金木犀、白と黄色の花など華やかな香り。 非常に爽やか。 甘口で出汁感もあり、余韻はケチャップのような酸味があるが美味い! 2日目はもっと美味しい。 色も濃くなり、香りは紅茶。お茶、錦飴。 甘みと酸味のバランスが良く、深みがあってかなり美味しいです! (下記、インポーター他資料よ) 複数の村の約20の区画、丘の比較的下の方に位置する畑からの13種のブドウ品種のアサンブラージュ。 マセレーションの工程によるアロマとフレーバーを引き出されるので、通常のミル・リュー白に比べてゲヴュルツトラミネールの構成比をより多くしている。 VT21は1ヵ月間マセレーション VT23は15日間マセレーション 228Lの古樽で5ヵ月間熟成 シュール・リー (生産者情報) ワイン醸造の技術者であった祖父の影響で、ジェロームは早くからワイン造りに興味を持っていた。 栽培・醸造学を学び 2014 年に 0.5 ヘクタールからワイナリーを興し、叔父のシャルルがオスタイム村にある彼の納屋(ラ・グランジュ)を譲ってくれたので、そこを改装して醸造所とした。 買いブドウでのワインを造っている時期もあったが、ワイナリーを始めて10年、2024年には7haの畑を所有するまでになったので、自身の管理が行き届く範囲の生産量(30000本/年前後、良年)にとどめるために、所有する畑からのワイン造りに注力。 2019年にはモルガン・ストケールが共同経営者として参画し、その他にもシルスとフィエルテ 2頭の耕作馬、14匹の羊の群れ、ネパール、フヌイユ、ミュスカの3匹のシェパード犬たちが、2人のワイン造りを支える。 バイオダイナミック栽培の原則にのっとり、アルザスに点在する様々なテロワールをワインに表現することに注力しており、生産するワインのほとんどが混植混醸キュヴェ。 水墨画風の畑や地域の風景が描かれたエチケットは彼らのワイン造りの意図を明白に表している。 2021年にはAOCからの離脱を決め、全てのワインをヴァン・ド・フランスに格下げしてリリースし、アルザス方言の村や地域の呼び名、リュー・ディをフランス語に訳したキュヴェ名を各ワインに名付けている。 例えばグラン・クリュのSCHOENENBOURGやKAEFFERKOPFはそれぞれ、“ラ・ベル・コリーヌ=美しい丘”と“ラ・モンターニュ・デュ・スカラベ=甲虫の山”と訳されている。 当初から品種ごとにではなく、畑ごとにワインを造りたいと考えていたジェロームにとってAOCの枠組みは窮屈なもので、混植、混醸、古い土着品種、“典型的なアルザスのワイン造り”とみなされない醸造手法、そして何より自分たちの畑の名をそのままワインに名付けることが認められない年があったことなどから、AOCを離れるに至った。 それはテロワールの深みに迫る仕事をしたいと考えるジェロームにとっては当然の帰結だった。 エネルギー、ワイナリーや畑の周辺の環境、栽培を手伝う動物たちが彼らにとっては最重要の要素なのだとモルガンは語る。 AOCを取得しないことは彼らにとっても大きな決断だったが、ワイナリー設立当初からの顧客も彼らの意図を汲み、ワインを引き続き購入してくれている。 ワイナリー開設当初からバイオダイナミック農法で畑を管理しており(認証なし)、馬や羊たちの力を借りてのワイン造りをしている。 馬での耕作は土壌を押し固めないので、生物学的、微生物学的に豊かな生態系を保つことができ、所有する30区画すべてを馬で耕作することは容易ではないが、テロワールの個性を引き出すことのできる完熟したブドウを収穫するために、最重要の要素のジェロームは考えている。 畑はどれも混植されておりリースリング、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、オーセロワ、ミュスカ・ダルザス、ミュスカ・オトネル、ミュスカ・プティ・グラン、シャスラ・ローズ、シャスラ・ブラン、シルヴァネール、ゲヴュルツトラミネール、クレヴナー、ピノ・ノワールなどのアルザスの土着品種、樹齢も高いものに注力している。 中には樹齢100年を超えるブドウ樹もあるが、大規模な植え替えは行わず、それぞれの樹が生きている限りは、植え替えを行わない。 収穫はそれぞれの品種が成熟した順に行い、果汁の段階でブレンドしてから発酵を開始する。 手摘み、野生酵母で醗酵。 プヌマティックプレスで半日の時間をかけてゆっくりとプレスし、樽で醗酵を行い、シュール・リーで熟成をする。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスの子会社が運営しています。
-
オレンジ2020/イル・ガヴァッリーノ
¥5,280
本サイトの商品は販売用ではございません。 ご注文頂きましても、キャンセル扱いになりますのでご了承ください。 ★★★★☆(2025年、担当:K試飲) 商品名:オレンジ2020 生産者:イル・ガヴァッリーノ 種類:オレンジワイン 産地:イタリア/ヴェネト 品種: ガルガーネガ アルコール度数:12.5% 内容量:750ml (2025年抜栓) 濁りのある琥珀色。 抜栓してすぐは少し石油感。 時間が経てばうまさ爆発。 オレンジ感もあるが、アルコールや嫌な酸味のないするするオレンジワイン。 めちゃうまい! デイリーワインで欲しい。 (下記、インポーター他資料より) イタリア、ヴェネト州のナチュラルワイン生産者、イル・カヴァッリーノ。 オレンジ2020は名前の通りオレンジワイン。 10月下旬、ガンベッラーラの畑で熟れ過ぎる手前のガルガーネガを厳選。 ステンレスタンクで半年ほど皮ごと醸し、圧搾後、1000リットルのオーク樽で1年熟成させてからボトリング。 年間1500本のみ生産。 年間本数の少ないオレンジワイン。 自然派ワインで有名なイル・ガヴァッリーノの安定したワインです。 ※記載はあくまで個人の感想です ナチュラルワインのことは、 宮崎にあるナチュラルワインショップカエルにおまかせください。 飲食店のオーナー様の業務用販売については直接お問い合わせください。 ワインショップカエルは、リーラボホールディングスが運営する子会社のショップです。