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リースリング・ソダリス2018/ミヒャエル・ギンドル

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★★★★☆(2025年、担当K試飲)

商品名:リースリング・ソダリス2018
生産者:ミヒャエル・ギンドル
種類:白ワイン
産地:オーストリア/ヴァインフィアテル
品種:リースリング100%
アルコール度数:12%
内容量:750ml

オーストリア、ヴァインフィアテル州のナチュラルワイン生産者、ミヒャエル・ギンドル。

(2025年試飲)
少し濃い目のイエロー。
栗やライムの香り。
少しだけ石油感、オイリー。
さらっとした液体。
昆布の中に渋み。
出汁感のある飲みごたえだが、ちょっと暴れている。
移動のせいか、もしかしたら開くのに時間がかかるかも。
余韻はりんご感があって美味しい。
熟成に向きそうな強いワインです。

(下記、インポーター他資料より)
ソダリスとはオーストリア語で伴侶や友達という意味でミヒャエルの畑を手伝う馬の事を指しています。
2018年は温暖で乾燥した年で10月下旬に収穫したリースリングを木樽で96日醸し後、プレスし
木樽で15ヶ月熟成しました。
グリーンイエロー色、ハッサクやスィーティーの香り、拡がりのあるアタックにわずかに樽香が感じられる冷涼感のある味わいに穏やかな酸が溶け込んでいます。

10月下旬収穫
全房で500Lの古樽で96日間醸し、空気圧式圧搾
500Lの古樽で15 ヶ月間発酵・熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2020年4月
SO2瓶詰め時:20mg/L トータル:10mg/L


(生産者について)
オーストリア最北端、巨大なヴァインフィアテルは、南のドナウ河から北のチェコ国境、西のマンハルツベルクから東のスロヴァキア国境まで広がっています。
ヴァインフィアテルはグリューナー・ヴェルトリーナーだけの産地ではなく、他のブドウ品種のワインも豊富に揃っています。
とはいえ、グリューナー・ヴェルトリーナーは他をよせつけずヴァインフィアテルのワイン消費量の先頭に留まり続けています。
約6,700haという栽培面積はオーストリアのグリューナー・ヴェルトリーナーの総面積の半分を占めるだけでなく、世界の生産量のほぼ半分に充たります。
多様な土壌タイプとワインを生む村々間の大きな隔たりがありながら、いずれにしても、ヴァインフィアテルのグリューナー・ヴェルトリーナーのタイプは、そのスパイシーな“ペパリー”な風味で認識することができます。
緑そして白胡椒、さらに熟度の高い場合は、その果実味溢れるブーケとフレッシュな酸に引き立てられ、黒コショウ風味と関連づけられます。

Michael Gindl(ミヒャエル・ギンドル)のワイナリーがあるHohenruppersdorf(ホーエンルッパー
ズドルフ)村は、ウィーンから30km北へいった穏やかな斜面をもつ丘と森にかこまれた海抜240mの場所にあります。
14世紀の文献にこの村最古の畑の名前〝SOL〟の記載があるほど、この村では大昔よりワイン造りを生業の一つとしており、220haのブドウ畑はヴァインフィアテル南部最大のワイン生産地域でもあります。
 ちなみに〝SOL〟は太陽という意味もあり、その両方へ敬意を表す意味で彼の全てのワインラベルに記載されています。

 土壌は主にロームとレスで構成されており、気候は暖かい夏とマイナス25度まで気温が下がることもある寒い冬の大陸性気候です。
 『俺が子供の時、冬はいつも雪が降積っていた。しかし今では雪は積もらず雨が少し降るだけだ…』とミヒャエルがいうように、気候変動の影響はこの地にも表れており、実際、現在は冬の期間はそれほど気温も下がらず、ワイン生産者にとっては新たな挑戦となっています。
今や他のヴァインフィアテルの地域と比較するよりもブルゲンラントと比較した方がいいほど暖かくなっているそうです。

 ギンドル家は他のオーストリアの生産者と同じく、ワイン造りだけでなく穀物を育て家畜を飼い、林業をも営んできました。
それはなんと1807年から脈々と受け継がれてきております。1983年生まれのミヒャエルは祖父が早くなくなった影響で、なんと高校時代にすでにワイン醸造を担当しており、外国へ農業・醸造研修へも行かずただ自分と自分のワイン造りに向き合ってきました。
2002年に農業学校を卒業、当たり前のようにその時すでに彼は実家の農業全てを継ぐ決意をしており、2005年に全てを引き継ぎます。

前年の2004年クリスマス、現在の彼に至る決定的、衝撃的な経験を彼は忘れられません。
『クリスマスに自分が醸造した2003ヴィンテージのウェルシュリースリングを飲んだんだ。とても信じられずショックだったよ…まだ1年も経っていないにも拘らず、すでにピークを越え酸化していたんだ。しかし、この時一緒に飲んだ祖父がつくった1979や1983ヴィンテージのワインは2Lボトルでとてもシンプルなスタイルだったけど、まだフレッシュで楽しめたんだ。なぜ自分のワインは…、なぜ祖父のワインはより生き生きしているのか…と考え記憶を辿ったんだ。
 行きついた答えはとてもシンプルだったよ。祖父はもっとシンプルにワインをつくっていたんだ。ワインの邪魔をしなかったんだよ。より我慢強く、よりワインに時間を与えていたんだ。この経験が俺にとって全てのスタートであり夜明けみたいなものなんだよ』

 この経験以後、ミヒャエルはすぐに搾汁・発酵・熟成にもっと時間をかけるようになります。澱の上でゆっくりと液体を寝かせ、すぐにフィルターするのをやめました。
同時に彼は畑の在り方も見直すようになりました。
 まずは全ての穀物畑を貸出し、より畑仕事に集中できる体制をつくる所から始めます。
ビオディナミ農法を試行・実践し畑ができるだけストイックに、強くなるよう改良していきます。
 例えばこの地域では1haに約3,000本のブドウ樹を植えますが、彼は7,000本、優良な区画には9,000本を植えております。
これは収穫量を狙っているのではなく、ブドウ樹達を健全に競争させた方が長い目で見るとブドウは強くなるとの確信のもと実践しました。

 ビオディナミ農法実践以後、畑は昆虫、野生の鳥類、野花に満たされました。
この数年の間にはさらなる生物多様性を畑にもたらす目的で家畜も増やし、牛、馬、羊を飼い畑仕事の手伝いをもさせています。
結果、畑はエネルギーに満ち病気や害虫にも格段に耐性が増しました。

 2010年、彼は貸し出していた全ての穀物畑を取り戻し、現在は25haの土地をもちます。
そのほとんどは牛と馬の餌場と穀物畑です。
ブドウ畑はそのうちの10haになります。

 醸造も今やゆっくりと時間をかけてブドウをプレスし一切の酵母添加をせずに自然酵母のみ、温度管理もなしで安定的な発酵を実現させています。
『できるだけ自然な発酵に介入しない様に努力しているよ。実際にはNothingだ!』と彼は言います。
長期間、澱と共に樽の中で熟成させ酸化防止剤添加は瓶詰前に極少量のみに限っています。
将来的には白ワインはステンレスタンクの使用をもっと抑え、自分の土地の森でとれたアカシアとオークの樽使用を増やすつもりでいるそうです。

赤ワインはすでに100%、セラーの中の地中に埋めたアンフォラで発酵・熟成させています。
ミヒャエルはほとんど一人で馬と共に畑で仕事をしてきました。
『収穫の間、ノスリ(猛禽類の一種)は俺の畑の上を飛んでいるんだ。俺にとって彼らは畑を守る哨兵であり、自由や力強さ、野生の象徴なんだ。だからグリューナー・ヴェルトリーナーのラベルにしているんだ。』
 Hohenruppersdorf(ホーエンルッパーズドルフ)村の住人が代々、自由をこよなく愛しきたように、ミヒャエル自身も自由を愛し自分のスタイル、マイペースでワイン造りに従事してきました。
自分と向き合い、楽しみながら成長して今日の彼があります。
10代から始まったミヒャエルのワイン造りの旅はまだまだ途中ですが、今も自由な発想と行動で、多様なアイデアでビオディナミを実践している彼はノスリに自分を映し出しているのでしょうか。
2016年に彼はデメテールの認証をとっております。


※記載はあくまで個人の感想です
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